2023年11月13日付の報道番組「イット!」によれば、給与未払い問題が発覚した人材派遣会社の「マックスアルファ」が、全国の派遣スタッフにレターパックで解雇通知を行なったことに怒りの声が上がっているそうです。

 

《報道の要約》
人材派遣会社「マックスアルファ」が2023年11月10日に破産手続き開始の申し立てを行い、全国の派遣スタッフにレターパックで解雇通知を送った。
この突然の解雇に、派遣スタッフや家族からは激しい怒りが噴出している。マックスアルファの負債額は約13億5355万円、親会社プラスアルファの負債は約12億3898万円で、合計約25億9253万円に上る。
派遣スタッフやその家族は、社長の対応に不満を持ち、特に社長が公の場に姿を現さないことに疑問を持っている。
元社員によると、会社の経営状況の悪化は8月には明らかで、社会保険料の滞納が始まっていた。
コロナ禍でグループ会社の業績が悪化し、マックスアルファが損失を補填していたが、社会保険料などが払えなくなり、共倒れに至ったとされる。被害を受けた派遣スタッフとその家族は、この状況に深い憤りを感じている。
(報道の要約、ここまで)

 

人材派遣に登録した経験が無いのでわかりませんが、人材派遣会社から派遣されてきたスタッフと机を並べて一緒に仕事をした経験からすれば、派遣労働者は、「家計をサポートするため」と割り切れば、ある程度のスキルがあれば、すぐに仕事に就くことができるメリットはあります。しかし、組織からすれば、所詮、人材の調整弁なので、派遣会社に中間搾取され、一家の大黒柱として働くには、不安定な立場だと思います。

それにしても、解雇通知が突然すぎるし、経営者が説明しないのは、報道の通り、不誠実でしょう。

 

《日本の労働基準法では、「実は違法な働き方」の事例》

◆業務時間外のメールや電話対応:
労働時間外にも関わらず、仕事のメールや電話対応を強いられる行為は、無償の労働となり違法です。


◆休日出勤の強要:
休日に勤務を強要されることは、法定の休日を無視する行為であり、法に反します。


◆残業代の未払い:
法定の労働時間を超える労働に対して残業代を支払わないのは違法です。


◆サービス残業:
残業時間にも関わらず残業代を支払わない「サービス残業」は違法行為です。


◆パワハラやセクハラ:
職場内でのパワーハラスメントやセクシャルハラスメントも労働環境を害し、法的に禁止されています。

 

よく、日本は、「正規雇用者の権利が守られすぎている」、「雇用の流動性が低いのが問題」という意見を聞きます。
たしかにその側面はあると思いますが、能力がある人にとっては、いいですが、凡人にとっては、椅子取りゲームの世の中は、しんどいな、と思います。
 

 

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