2023年11月1日付の毎日新聞が、「静岡市清水区の工場前水路から国の暫定指針値を5倍超えるPFAS検出された」ことを報じていました。
この記事について、要約し、PFASが指針値を超えた想定原因とPFASによる一般的な健康被害の事例を纏めてみました。
《記事の要約》
静岡市清水区の「三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場」前の水路から、有機フッ素化合物(PFAS)が国の暫定指針値の5倍以上検出された。
PFASは発がん性の疑いがあり、市は毎日水質調査を行い情報共有を図る。
10年前まで同工場はPFASを使用していたが、現在は指針値超のPFASが工場敷地内で検出され、対策が取られている。
静岡市は工場前と海へ流出する地点の水質調査を継続し、結果をウェブサイトで公表する予定。
難波静岡市長は、健康被害や海への影響は軽微と推定しているが、井戸水の調査結果を待ち対策を判断する。
PFASの検出は国内外で問題となっており、国も健康影響の評価と対策を進めている。
《基準値を超えるPFASが発生した想定される原因》
◆工場の歴史的な使用:
三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場では約10年前までPFASを使っていたため、過去の使用が現在の汚染に繋がっている可能性があります。
◆工場からの適切でない廃棄処理:
工場からのPFAS含有廃水が適切に処理されずに水路に流出している可能性があります。
◆地下水や土壌への浸透:
PFASは環境に長期間留まり、土壌や地下水に浸透して広がる性質を持つため、工場周辺の土壌や地下水を介して拡散している可能性があります。
《PFASによる健康被害の事例》
◆発がん性:
PFASには発がん性が疑われ、特に高濃度の暴露があった場合には、膀胱がんや肝臓がんのリスクが高まるといわれています。
◆免疫系の影響:
研究によると、PFASは免疫系に影響を与え、ワクチンの効果を低下させる可能性があることが示されています。
◆発育への影響:
妊娠中や幼少期のPFASへの曝露は、成長遅延や発育障害、学習障害のリスクを高める可能性が指摘されています。
国の指針値を超えた原因が明確に判明していないので、決めつけられませんが、ふつうに考えれば、三井・ケマーズフロロプロダクツ清水工場の有機フッ素化合物の廃棄処理が不適切だった可能性が高いと思います。
同社のHPを確認すると、清水工場は、ISO9001と14001を取得しています。
認証機関がどこなのか分かりませんが、ニュースになったことで、認証機関は、これまでの審査が適切に実施されていたのか、及び、組織のMSの有効性や是正処置への取り組みを検証し、認証継続や一時停止が検討されることになるでしょう。
今後の動向に注視です。
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