外国人ユーチューバーの20代男性が、JR九州の西九州新幹線で無賃乗車の動画をYouTubeに投稿した件が、問題になっています。
このユーチューバーの動画について、JR九州の古宮洋二社長が怒りを表明しました。
また、動画には、男性がトイレに隠れる様子などが収められており、これに対してインターネット上で批判が集中しています。
古宮社長は「これは犯罪」と発言し、犯人の男性に対して強い非難の意を示しました。JR九州は福岡県警と相談中で、今後の対応や被害届の提出を検討しているとのことです。
このような「模倣犯や詐欺行為につながる迷惑動画の原因と対策」を下記に考察しました。
《ユーチューバーによる迷惑動画の問題の原因》
1)視聴回数や認知度の追求:
多くのユーチューバーは、高い視聴回数やチャンネル登録者数を追求します。
衝撃的な内容や過激な行為が取り上げられることで、一時的に注目を浴びることができるため、迷惑行為を行う動機となることがある。
2)モラルの低下:
一部のユーチューバーは、公共の場でのモラルや他者への配慮を欠いている場合があり、その結果、他者に迷惑をかけるような内容の動画を投稿することがある。
3)競争の激化:
YouTubeのクリエイター同士の競争が激しいため、他と差別化するために過激なコンテンツを作成する傾向がある。
4)不十分な教育:
SNSやYouTubeの使い方、またネット上での行動に関する教育が不十分なため、どのような動画が社会的に受け入れられるかの判断を誤ることがある。
5)報酬制度:
YouTubeや関連する広告収益の仕組みが、視聴回数を重視することから、過激な内容が報酬を増加させるインセンティブとなっている。
《模倣犯や詐欺につながる迷惑動画に対する対策案》
1)厳格なガイドラインの導入:
YouTubeや他のプラットフォームが、迷惑行為や違法行為を示唆・推奨する動画に対するガイドラインを厳格化し、違反動画の削除やペナルティを設ける。
2)教育の推進:
学校や地域社会で、SNSやYouTubeの適切な利用方法や、オンラインでのエチケットに関する教育を強化する。
3)報酬制度の見直し:
視聴回数だけでなく、コンテンツの品質やエシカルな側面も評価されるような報酬制度への移行を検討する。
4)被害報告の促進:
ユーザーが迷惑行為や違法行為を含む動画を簡単に報告できる仕組みを提供し、迅速な対応を促す。
5)法的対応の強化:
迷惑動画を制作・配信する行為に対する法的な制裁を検討し、法的な枠組みを強化することで、模倣犯を抑止する。
それにしても、迷惑系ユーチューバーというのは、世界中にいるんですね。
これが、スポンサーのいるテレビやネット配信番組なら、コンプライアンスを順守した企画やコンテンツ作りを徹底しますが、多くのユーチューバーは「個人」ですから、本人の「自覚やモラル」に依るためこのような配信がはびこるのでしょう。
現状では、プラットホームの運営側が、この手の配信を監視し、管理するしかないのでしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ878号より)
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