個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。
ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。
ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。
最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。
今回は、「ホテルサービス(宿泊施設業)」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。
ホテルサービス(宿泊施設業)における「製品及びサービスの設計・開発」の10個の事例を以下に示します。
◆客室設計:
ホテルでは、客室の設計・開発が重要な要素となります。
これには、客室のレイアウト、インテリアの選定、そして必要な設備の整備が含まれます。
◆レストランやバーの開発:
ホテル内の飲食施設の設計・開発も行われます。
これには、メニューの企画、店舗デザイン、そしてサービススタイルの選定が含まれます。
◆スパやフィットネス施設の開発:
健康やリラクゼーションを求める顧客に対応するため、スパやフィットネス施設の設計・開発が行われます。
◆会議施設の開発:
ビジネスニーズに応えるために、会議やイベントを開催できる施設の設計・開発が行われます。
◆ウェディングサービスの開発:
ウェディングサービスの提供も行われることがあります。
これには、婚礼スペースの設計やウェディングパッケージの開発などが含まれます。
◆オンライン予約システムの開発:
顧客が容易に宿泊を予約できるよう、オンライン予約システムの設計・開発が行われます。
◆フロントデスクのサービス開発:
顧客がホテルに到着した際のフロントデスクのサービスも設計・開発されます。
これには、チェックイン・チェックアウトの手順、顧客対応のスキル向上、そして問い合わせへの対応が含まれます。
◆ハウスキーピングサービスの開発:
客室の清掃やメンテナンスのためのハウスキーピングサービスも設計・開発されます。
◆顧客向けの特別なサービスの開発:
例えば、ルームサービス、コンシェルジュサービス、特別なリクエストに対応するサービスなどが開発されます。
◆エコフレンドリーな施設とサービスの開発:
現在では、環境に配慮したサービスや施設の設計・開発が求められます。これには、リサイクル可能な製品の使用、エネルギー効率の高い設備の導入、廃棄物管理プロセスの改善などが含まれます。。
これらの事例は、ホテルサービス(宿泊施設業)における「製品及びサービスの設計・開発」の一部を示しており、ISO9001の要求事項に従って品質管理が行われることが重要です。
以上が「ホテルサービス(宿泊施設業)」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。
マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ855号より)
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