個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「不動産業」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

不動産業における「製品及びサービスの設計・開発」の事例を5つ以下に示します。

 

◆住宅開発プロジェクト:

住宅開発プロジェクトでは、顧客のニーズや地域の特徴に合わせた設計・開発が行われます。これには、建物の設計、環境やインフラ整備の計画、そして建築資材の選定などが含まれます。

 

◆オフィスビル開発:

オフィスビル開発では、事業者向けの施設を提供するために、最新の建築技術や環境配慮、そしてテナントのニーズを考慮した設計・開発が行われます。エネルギー効率や通信インフラの整備も重要な要素となります。

 

◆コンドミニアム・マンション開発:

コンドミニアムやマンションの開発では、住民のライフスタイルや共有施設の設計に重点が置かれます。例えば、駐車場、エレベーター、セキュリティシステム、共有スペースなどの設計や開発が含まれます。

 

◆不動産仲介サービス:

不動産仲介サービスでは、顧客の要望や予算に合わせた物件情報の提供や、契約手続きの支援などが行われます。これには、オンラインプラットフォームの開発や顧客対応の改善なども含まれます。

 

◆プロパティマネジメントサービス:

プロパティマネジメントサービスでは、物件の維持・管理やテナントサポートを提供します。例えば、清掃や保守、故障対応、テナントのニーズに応じたサービスの開発などが行われます。

 

これらの事例は、不動産業における「製品及びサービスの設計・開発」の一部を示しており、ISO9001の要求事項に従って品質管理が行われることが重要です。

 

以上が「不動産業」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ852号より)

 

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