個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「倉庫業」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

倉庫業における「製品及びサービスの設計・開発」の事例として、以下の5つの項目が考えられます。

 

倉庫管理システムの開発:

倉庫業者が、在庫管理や出荷管理を効率化するために、倉庫管理システム(WMS: Warehouse Management System)を設計・開発する場合があります。これにより、顧客のニーズに応じて柔軟な対応が可能となり、サービス品質が向上します。

 

空調・照明システムの設計:

倉庫内で商品の保管状態を最適化するため、温度・湿度管理や照明を考慮した空調・照明システムを設計・開発することがあります。これにより、商品の劣化を防ぎ、顧客満足度を向上させることができます。

 

オーダーピッキングシステムの開発:

効率的な商品のピッキング(収集)を実現するために、オーダーピッキングシステムを設計・開発することがあります。これには、自動化技術やロボティクスを活用し、従業員の作業負担を軽減することができます。

 

カスタマイズされた保管ソリューションの開発:

顧客の特定の要求に対応するために、カスタマイズされた保管ソリューションを設計・開発することがあります。これには、特殊な温度帯での保管や、特定の規格に準拠した保管スペースの提供が含まれます。

 

グリーン物流の推進:

環境に配慮したサービスの提供を目指して、省エネルギーやリサイクル材を活用した倉庫設備の設計・開発を行うことがあります。これにより、CO2排出量の削減やリサイクル率の向上を実現し、顧客に環境に優しいサービスを提供することができます。

 

以上が「倉庫業」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ851号より)

 

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