個人的には、環境マネジメントシステム(ISO14001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。
大昔は、サービス業における環境側面は、いわゆる事務所で生じる「紙ゴミ電気」系ばかり。
最近では、「環境側面」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。今回は、「葬祭業」について、環境側面(できるだけ業種固有のもの)や法規制の事例を挙げてみたいと思います。
《葬祭業における環境側面の事例》
・エコ棺の使用
・無害化された化学物質を使った遺体の防腐処理(エバーミング)
・エコ棺の使用
・無害化された化学物質を使った遺体の防腐処理
・エコフレンドリーな花飾り
・省エネルギーの式場照明
・電子式の弔辞表示
・地域産の食材を使用した食事
・廃棄物のリサイクル
・カーボンオフセットの導入
・エコフレンドリーな遺影や写真の印刷
・無農薬の線香
・葬儀用車両の排出ガス削減
・電気式火葬炉の利用
・バイオディーゼルや電気自動車の使用
・自然葬の提案
・電子式の葬儀の案内状
・オンライン葬儀サービス
・水資源の節約
・電力消費量の削減
・環境に優しいお墓の提案
・グリーン購入の推進
《葬祭業固有の法規制の事例》
・火葬場法
・墓地法
・葬祭業法
・廃棄物処理法
・遺骨や遺灰の散骨に関する法規制
・遺体の取り扱いに関する衛生法規制
《有益な環境側面の事例》
◆エコ棺の使用
伝統的な棺材に比べ、素材や製造プロセスが環境に優しい棺を使用することで、森林資源の保護や廃棄物の削減に貢献できます。
◆オンライン葬儀サービス
オンラインでの葬儀サービス提供により、移動に伴う燃料消費や排出ガスの削減が可能となります。
◆自然葬の提案
自然葬により、墓石や伝統的な墓地の整備に伴う環境負荷が軽減されます。
《葬祭業固有の緊急事態の環境側面の事例》
◆化学物質の漏洩
遺体の防腐処理に使われる化学物質が誤って漏洩すると、土壌や水質汚染が発生する恐れがあります。適切な管理と対策が重要です。
◆火葬炉の異常
火葬炉の異常や事故により、有害物質の放出や周辺環境への影響が生じることがあります。定期的な点検や保守管理が必要です。
◆墓地や火葬場の洪水被害
天災による洪水被害が墓地や火葬場に影響を与えることがあります。これにより、遺骨や遺灰が流出し、環境汚染が引き起こされる可能性があります。適切な対策やリスク管理が重要です。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ849号より)
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