個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。
ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。
ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。
最近では、「サービス業における設計開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。
今回は、「葬祭業」についての「設計開発」の事例を挙げてみたいと思います。
葬祭業における品質マネジメントシステム(ISO9001)の設計開発に相当する事例は、以下のようなものが考えられます。
◆葬儀プランの開発
顧客のニーズや予算に合わせて、さまざまな葬儀プランを開発することができます。
これには、宗教や文化的な要素、花や装飾、音楽、食事、式場の選択、葬儀に関する手続きなどが含まれます。
◆葬儀用品の設計
葬儀に使用される棺や祭壇、花や装飾品、お線香、遺影、記念品などの設計や選択に関するプロセスです。これらの用品は、顧客の要望や文化的な要素に合わせてカスタマイズされることがあります。
◆葬儀サービスのプロトコル開発
葬儀業者は、葬儀や告別式の進行や手順を明確にするために、サービスのプロトコルを開発することがあります。
これには、葬儀スタッフの役割分担、顧客とのコミュニケーション、葬儀や告別式のタイムライン、トラブルシューティングのためのガイドラインなどが含まれます。
◆葬儀スタッフの研修プログラム開発
葬儀業者は、スタッフのスキルや知識を向上させるために、研修プログラムを開発します。これには、顧客対応、宗教や文化的な知識、プロトコルの理解、葬儀用品の取り扱いなどが含まれることがあります。
これらの「設計開発」事例は、葬祭業における顧客の満足度向上やサービス品質の向上に役立ちます。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ849号より)
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