2023年9月15、16日に青森県八戸市の駅弁製造・販売会社の「吉田屋」で製造された駅弁を食べた人が大量に体調不良になった、という報道が全国ニュースでありました。
これまでの各メディアの報道を以下にまとめました。
《各メディアの主な報道》
青森県八戸市の駅弁製造・販売業者「吉田屋」の一部商品を食べた消費者から全国で体調不良の報告が相次いでいる。
八戸市保健所は、この問題に関連すると見られる9月15日と16日に製造された駅弁が約2万2千個であったと公表した。
このうち12種類の商品で体調不良の情報が寄せられているが、納品数はまだ調査中である。
さらに、問題の駅弁は全国の1都1道1府30県に拡大して流通していたことが明らかになった。
9月22日午前9時の時点で、体調不良を訴える人数は前日から3人増の301人となっている。八戸市内からの報告は1人で前日から変化はない。
八戸市保健所によると、吉田屋が納品した駅弁は、15日製造分が59種類の1万8816個、16日製造分が8種類の3368個であり、16日には体調不良の連絡を受けてから製造や配送を一時中止していた。
これらの駅弁は5社の商社を通じて全国の約1080店に配送されており、その内訳は、駅構内の店が約1割、駅ビル内の店が約2割、そしてスーパーやその他の小売店が約7割を占めている。
現在、保健所は食中毒の疑いを持って、この問題の原因や流通経路についての調査を継続している。この事件は、食品製造・販売業者にとって製品の安全管理の重要性を改めて指摘するものとなっている。
(各メディアの主な報道、ここまで)
個人的には、コンビニやスーパーで、おにぎりやパンは、かなりの頻度で購入しますが、「弁当」は、滅多に買いません。
年齢を重ねて、「弁当に入っているごはんが食べきれない」という理由もありますが、「外出先でそれなりの食事をするなら外食にする」からです。
しかし、「駅弁」は、購買意欲が増します。
正直な所、弁当と比較して、価格は割高だし、駅弁の多くの容器が電子レンジに対応していないので、「冷めたごはん」です。
けれども、以前、現地の駅で購入したことがある駅弁や購入したことがない地方駅弁を見かけると「食べたいなぁ」となるのです。
さて、現在の所、食中毒の原因や流通経路は分かっていないようですが、9月15、16日に製造された駅弁が約2万2千個で、体調不良を訴えた人が約300人なので、率にすると、約1.4%です。
吉田屋の駅弁には、5社の商社が入っていたそうなので、食中毒の原因が「工場内」なのか、「流通過程」なのか、「販売後から消費者が喫食する過程」なのか、八戸市保健所が、どのような調査結果を出すのか注目したいです。
私自身は、中学生時代に食中毒で、1泊ですが、病院に入院したことがあります。
この時は、親類が実家に訪問してきたので、魚屋から刺身の盛り合わせを注文し、配達してもらいました。
魚屋には謝罪してもらいましたが、確か、内々で済ませたので(要は保健所に届けなかった)原因はよく分かりませんでした。
おそらく、吉田屋の工場には、検食用のサンプルが残っているはずなので、分析すれば、食中毒の原因が、工場か、それ以降の流通過程か、わかるでしょう。
また、2020年6月から、食品の製造・加工、調理、販売、飲食店などの食品を扱うすべての事業者に、HACCPによる衛生管理が義務づけられているので、物流プロセスや販売していたスーパー等の衛生管理の記録もあるでしょう。
続報に注目したいと思います。
〈2023年9月24日追記〉
このブログ投稿後に、八戸市保健所が、食中毒の原因は、「県外業者から仕入れた米飯の管理不足」の可能性を発表しました。詳細は、9月24日付のブログに記載しました。
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