2023年8月16日付けの「乗りものニュース」が、東海道新幹線が、大雨に弱く、運休になりやすい原因を報じていました。

以下に、「乗りものニュース」の記事を要約しました。

 

《乗りものニュースの要約》

2023年8月15日と16日、台風7号と線状降水帯の影響で、東海道新幹線は全線での運転を見合わせました。

東海道新幹線は、沿線の雨量計の値を基に運転規制を実施しており、時雨量が60mm以上の場合に規制がかかります。

しかし、東海道新幹線は、他の新幹線と比較して、雨による影響を受けやすい特性がある。

その理由は、線路が土を盛った上に敷かれている盛土区間が全体の約半分を占めているためだ。

盛土の地盤は雨水によってゆるみやすく、列車の運行がそれによるリスクを増加させる可能性がある。

また、盛土区間の改良により、かつて30mm以上だった規制基準が60mm以上に引き上げられ、さらに2022年6月からは「土壌雨量指数」が規制判断の指標として導入されている。

(要約、ここまで)

 

つまり、大雨による影響を、他の新幹線より東海道新幹線が影響されやすいのは、「盛土区間が多いため」だそうです。

東海道新幹線は、盛土区間が、約50%あり、山陽新幹線は18%、上越新幹線は1%だそうです。

 

東海道新幹線は、いまや、「のぞみ号」は、12分間隔で運行し、ひかり号、こだま号や回送列車を含めると、運行本数は、1時間あたり18~20本あるそうです。

つまり、単純計算すると、3分に1本、東海道新幹線は、運行されているのです。

この超過密な運行が実現できたのは、列車ダイヤを15秒単位で管理し、列車制御装置の改良(駅に進路の開通を知らせる表示灯を導入して、列車の停止・発進にかかる時間を数秒ずつ捻出)や折り返し時の車内清掃・整備に必要な時間のスピード化(12分から10分に短縮)といった改良があったからだそうです。

 

しかし、この超過密ダイヤなので、天候不順や信号機トラブルなどが発生すれば、各駅のホームには人があふれ、臨時停車した新幹線は、線路上にもあふれ、乗客は新幹線の車内に、カンヅメになるのです。

私は、東海道新幹線では、経験がありませんが、東北新幹線では、地震と雷の影響で、3~4回、新幹線が立ち往生し、そのうち1回は、新幹線の車内が「列車ホテル」となって、一夜を過ごしたことがあります。

 

それにしても、この暑い時期に、東京駅や新大阪駅などのホームで、運転再開を待つのと、新幹線車内でカンヅメになるのは、どちらが辛いのだろう?と思います。

感覚的には、空調が効いた車内の方が過ごしやすいのかな、と思います。

しかし、2023年11月以降は、東海道新幹線のワゴン販売が廃止されますし、飲み物の持ち合わせがない場合は、「車内でカンヅメ」の方がしんどいのかもしれません。
 

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