相次ぐマイナンバーカードの問題点について、これまでに報道された主なものを整理してみました。

 

1)コンビニエンスストアにおける証明書の発行
・トラブル:住民票などを他人に交付
・報告された件数:約10数件
・原因:コンビニ発行のシステム不具合
    約1700の自治体のコンビニ発行のシステムをバラバラに作っている

2)公金受取口座の紐付け(その1)
・トラブル:他人の口座に紐付けされている
・報告された件数:約1000件
・原因:人為的ミス(ログアウトせずに入力)
    役所などで、支援員に入力してもらったため

3)公金受取口座の紐付け(その2)

・トラブル:家族名義の口座に紐付けされている

・報告された件数:約13万件
・原因:戸籍法のフリガナ問題(現在の戸籍法では、フリガナはない)
マイナンバーカードにはよみがながなく、銀行口座にはフリガナしかない

4)マイナポイント

・トラブル:他人に付与

・報告された件数:約170件

・原因:人為的ミス(ログアウトせずに入力)

5)マイナ保険証
・トラブル:他人の情報を登録
・報告された件数:約7000件

・原因:健康保険組合の入力ミス

 

情報システムに詳しい方にお聞きすると、そもそも、「口座紐付けも健康保険証紐付けも、マイナンバーカードのシステム開発段階では設計に入ってない。要は、システム開発の鉄則として、要件定義以降に、追加の要件発注をすれば、必ず不具合は生じる。」ものなのだそうです。

 

こうして、整理すると、政府は、マイナンバーカードに関して、想定する問題の特定と対処が不十分だったということでしょう。

つまり、見切り発車した政策だったといえるのかもしれません。
 

 

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