2023年7月22日に、兵庫県の養豚場では、34年ぶりに「豚熱(CFS)」の感染が確認されたことを神戸新聞が報じていました。

 

以下に、「豚熱に関する神戸新聞の記事の概要」と「豚熱とは何か、どのような影響があるか」及び、「豚熱の発生原因と再発防止策」について、考察しました。

 

《豚熱に関する神戸新聞の記事の概要》

兵庫県南あわじ市の養豚場で豚熱(CSF)が確認され、全650頭が殺処分となり、防疫措置が進められました。

これは県内で34年ぶりの発生です。

感染の通報は7月20日にあり、7月22日に10頭の豚が陽性であることが判明しました。

ワクチン接種が進行しているため、他の養豚場への移動や出荷制限はありません。

兵庫県は豚熱対策本部を設置し、風評被害防止や感染拡大防止に取り組んでいます。

現在、感染ルートは不明で、国が調査を行う予定です。

 

《豚熱とは何か、どのような影響があるか》

豚熱(Classical Swine Fever, CSF)は、豚を主な宿主とするピコルナウイルス科のウイルスによって引き起こされる病気です。

人間には感染せず、人が感染肉を食べても影響はありませんが、豚には致死的で、感染豚は高熱や食欲不振、呼吸困難等の症状を示します。

 

・豚熱の発生による影響

豚熱が発生すると、感染豚はすべて殺処分され、その地域の豚肉供給が大きく影響を受けます。また、感染が拡大すると出荷停止等の経済的な影響も生じます。

2018年に日本で26年ぶりに発生した豚熱は、全国に広がり、大きな経済的損失をもたらしました。

 

《豚熱の発生原因と再発防止策》

・原因:

発生原因としては、豚熱ウイルスの存在する環境での飼育や、感染豚との接触、感染した飼料の使用等があります。

 

・再発防止策:

-ワクチン接種:

豚への豚熱ワクチンの接種は最も効果的な予防策の一つです。

-衛生管理:

豚舎の清掃消毒や、豚への飼料の管理など衛生的な飼育環境を維持する。

-監視体制:

定期的な健康チェックや病気の早期発見・報告体制の強化。

-人間や機器からの感染防止:

農場への出入り制限や、使用する機器の消毒等。

-野生動物との接触防止:

野生のイノシシから豚への感染防止策として、飼育場周辺のフェンス設置などが重要です。

 

個人的には、仕事で、来月、養豚場に訪問予定です。

外部の人間に対する農場への立ち入りについて、関係者は、相当の心配事だと思うので、外部の訪問者としての立ち居振る舞いには、細心の注意をはらいたいと思います。
 

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