2023年7月3日、東京の新橋にあるビルで、ガス爆発が発生して、火事になり、4人が重軽傷を負いました。

このニュースについて、マスメディアからの情報を以下にまとめ、事故原因や再発防止策を考察してみました。

 

《これまでのメディア情報》

2023年7月3日の午後3時20分頃に2階から火が出始め、現場では爆発音が報告されました。

警視庁の調査により、ビルの3階で内装工事を行っていた業者がガス管の接続部を操作していたことが判明。業者は「ガス管のふたが出っ張っていたので、工具で回した」と語っています。

2階のバーにいた店長は「タバコを吸おうとライターに火をつけた瞬間、爆発した」と話しており、警視庁はガス管から漏れたガスにライターの火が引火した可能性を調査しています。

 

《ガスが爆発した原因》

◆ガス漏れ:

ガス管の接続部が外れるなど、何らかの理由でガスが漏れ出すと、火源と接触した際に爆発します。

◆不適切な操作:

内装業者が工具を使ってガス管のふたを無理に回したことで、ガス漏れが生じた可能性があります。

◆点火源:

バーの店長がライターに火をつけた際、漏れていたガスに引火し、爆発が発生したと考えられます。

◆知識・教育の欠如:

ガス設備に対する適切な知識や操作方法の教育が不足していると、誤った操作により事故を引き起こす可能性があります。

◆定期的な設備点検の不足:

設備の老朽化や異常を未然に防ぐための定期的な点検が不足している場合、未検出のガス漏れなどが起こり得ます。

 

《ガス爆発事故の再発防止策》

◆教育・研修:

ガス設備の正しい操作方法や危険性についての教育を徹底します。

◆定期的な設備点検:

ガス設備の点検を定期的に行い、異常があれば早急に修理します。

◆ガス漏れ警報器の設置:

ガス漏れを早期に察知できるよう、ガス漏れ警報器を設置します。

◆安全装置の導入:

ガス漏れ時に自動的にガスを遮断する安全装置を設備に追加します。

◆火源管理:

特にガスを使用する施設では、火源の管理を徹底し、禁煙を実施します。

 

《3階で工事をしていた内装業者の責任》

内装業者は、ガス管のふたが出っ張っていると感じ、それを取ろうと工具で回したと述べています。

この行為は非常に危険であり、彼らはその危険性を理解していなかった可能性があります。そのため、彼らは事故の一部を招いた可能性があり、業者としての安全管理の責任を問われることになるかもしれません。

また、正しいガス管の操作方法やガス漏れ時の対応を知らなかったとしたら、その知識不足も問題となります。

 

その他に、気になるのは、2階のバーは、オール電化だったそうです。

オール電化の2階にガス警報器が設置されていたのか、気になります。

それにしても、ガス管に関しては、法律で、ガス会社以外の人が手を付けることはできないはずです。したがって、内装業者とその作業者の責任は、重いと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ862号より)
 

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