日本時間の2023年6月23日未明に、消息不明となっていた北大西洋に沈没した豪華客船「タイタニック号」の残骸を探索するツアー潜水艇タイタンのツアー運営会社が、「5人全員が亡くなったとみられる」とする声明を発表しました。
「各メディアの報道の概要」と「潜水艇の事故原因とリスク」、「今後湧き上がると予想される世間の声」を以下に考察してみました。
《報道の概要》
2023年6月18日に北大西洋で消息を絶った潜水艇「タイタン」の一部が発見されました。同艇はタイタニック号の残骸を探索するためのツアーで使われており、乗っていた5人(イギリスの富豪やフランスの探検家等)全員が死亡したと見られています。
アメリカ沿岸警備隊によれば、この艇はタイタニック号の残骸から約500メートル離れた地点で発見されました。
《潜水艇の事故原因とリスク》
潜水艇は高度な技術を必要とする複雑な機器で、事故原因は多岐にわたります。
一部を挙げると、技術的な故障(機器の故障や設計上の問題)、乗組員のヒューマンエラー(操作ミスや訓練不足)、天候や海洋環境の変化(海流や気圧の急変)などがあります。
リスクは深海での事故発生時の救助困難性、水圧による機体の破壊、酸素供給の制限などが挙げられます。
今回のタイタンの事故は、状況から、深海で、水圧による潜水艇の大破裂が起きたことが予想されます。
《タイタンの事故について、今後湧き上がると予想される世間の声》
この事故は多くの反響を引き起こすでしょう。
一部の人々は、過去の歴史を尊重するため、タイタニック号の残骸の探索をやめるべきだと主張するかもしれません。
また、安全性の観点から、深海探索の危険性とそれに対する十分な準備の必要性を強調する意見が出ることでしょう。
さらに、より厳格な規制やチェック体制の整備を求める声が上がる可能性もあります。
個人的には、「自己責任論」が世間の声としては多いと思います。
亡くなった5人は、探検家や富豪で、パキスタン出身のイギリス人の富豪の19歳の息子さんを除き、リスクを承知でツアーに参加したので、「事故想定やその覚悟」は、通常の観光ツアー客とは意気込みや認識が違いますので、家族の心情を別にすれば、本人にとっては、ある意味、事故直後は「やむを得ない」(即死だったかもしれませんが)という気持ちでしょう。
現在、宇宙旅行は、億単位の費用が掛かりますが、近い将来、数百万単位で行くことができるようになるかもしれませんが、その際に、当たり前ですが参加するとしたら「リスク大のツアー」であると、しっかり認識すべきでしょう。
しかし、これまでの報道からは、タイタンの安全性は、相当脆弱な設計だった気がします。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ860号より)
【好評発売中!】
『事例で学ぶコンプライアンスⅠ』(トータルEメディア出版)
『できるビジネスマンのマネジメント本』(玄武書房)
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001