2023年6月9日に北海道文化放送が、JR富良野線で列車が緊急停止したニュースを報道していました。
《ニュースの概要》
2023年6月9日、JR富良野線で、山菜採りの女性が線路脇にいたため、列車が緊急停止しました。乗客にケガはなかったものの、列車は約5分遅延しました。これは、直前に釧路町でも撮り鉄の男性が線路に近づきすぎ、観光列車が緊急停止するトラブルが発生したばかりでした。JR北海道は線路近くの危険行為について警告を発しています。
一般論ですが、鉄道が緊急停止する事例としては、以下のようなものがあります。
a) 線路上に人や動物がいる場合
b) 線路に落下物や障害物が存在する場合
c) 列車自体の機械的問題や故障
d) 自然災害(地震、洪水など)による線路の問題
北海道では、「鹿」の線路内の立ち入りは、しょっちゅうで、警笛を鳴らしても、線路から逃げない鹿も多数いて、列車と鹿の衝突に、結構、遭遇します。
一般論ですが、列車の緊急停止を減少させるための対策としては、以下のようなことが考えられます。
a) 教育活動
線路近くでの危険行為のリスクを広く知らせる。
b) セキュリティの強化
線路周辺のフェンスや警備を強化する。
c) 監視カメラやセンサーの設置
線路上に異常がある場合に早期に察知できるようにする。
d) メンテナンスと機器の点検
故障による緊急停止を防ぐため、定期的なメンテナンスと点検が重要です。
e) 自然災害対策
地震や豪雨など、自然災害による緊急停止を防ぐための対策が必要です。
これには地震警報システムの使用などが含まれます。
今回のケースについては、「時代の変化に人々の意識がついて行っていない事例」だと、私は思います。
首都圏や都市部の鉄道は、線路には柵が設置され、「鉄道施設」が明確なので、線路内に侵入することは、故意でないかぎり、「知らないうちに入り込んでしまった」ということはほぼないでしょう。
しかし、田舎の鉄道は、線路に柵はありませんし、列車運行本数も、1時間に1本程度で、地域住民にとっては、「生活区域に線路が通っている」という感覚です。
つまり、都会の人間の感覚だと、「線路を渡るときは踏切を利用する」ということは常識ですが、田舎では、「農作業で線路をまたぐ」などは、日常の生活で当たり前の行動です。
けれども、今の時代は「コンプライアンス」の時代ですから、列車の運転士は、以前だったら、警笛を鳴らして、緊急停止はしなかったような場合でも、リスクを恐れ、列車の運行を止めます。
レベルは全然異なりますが、私も自宅前の公道を渡るときは、近くの横断歩道まで、距離があるので、車が少ない時を見計らって、さっと横断しますが、今回の山菜採りの女性のケースも、本人にとっては、「列車が来ていたのはわかっていたけど、それなりに線路から距離があって問題なし」と考え、運転士は「何かあったら困るので緊急停止した」という認識の差から生じた出来事でしょう。
個人的には、このようなケースで、あまり厳格に社会が「常識」を捉えるようになると、日常生活が過ごしづらくなってしまいますので、「田舎においては、いい塩梅でうまくやりませんか」と思います。
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