CBCテレビが、2023年5月23日付で、中部国際空港で発生したヘリコプターの重大インシデントについて報道していました。
この記事によると、ヘリコプターが管制官の指示とは異なる地点に誤って着陸したそうです。
けが人や機体の損傷はなかったが、国土交通省はこの事象を航空法の違反と判断し、運輸安全委員会が原因の調査を行うこととなったそうです。
ヤフコメで、本来、ヘリコプターの操縦士が実施するべき着陸ルートとその理由を次のように、説明していました。
(ヤフコメから引用編集)
中部国際空港のような、滑走路のある飛行場において、ヘリコプターの着陸は、ジェット機等の固定翼機同様、滑走路に侵入し、タイヤが無いタイプなら浮いたまま誘導路からヘリコプター駐機場と移動するように指示されます。
直接ヘリコプター駐機場への着陸を行おうとすると、仮に他の航空機が離発着態勢にある場合は重大事故につながります。
またローターからの下降流で地上にいる牽引車両や整備員が退避できず事故、大怪我につながる可能性も出てきます。
したがって、管制官の指示は緊急時を除き従うのが決まりです。
(引用編集、ここまで)
この重大インシデントの原因と再発防止、朝日航洋のISO9001を認証している認証機関の対応について、以下に考察しました。
《重大インシデントの原因》
ヘリコプターの操縦士が管制官の指示に従わなかった原因としては、以下のような要因が考えられます。
◆コミュニケーションの不明瞭
操縦士と管制官の間でのコミュニケーションに問題があり、正確な指示が伝わらなかった可能性があります。
◆誤った判断
操縦士が状況を誤解し、正しい着陸地点や経路を見誤った可能性があります。
◆疲労や注意力の欠如
操縦士が疲労していたり、注意力が散漫だったりしたことが、正しい着陸を妨げた可能性があります。
◆教育・訓練の不足
操縦士が適切な訓練や教育を受けておらず、正確な着陸手順を理解していなかった可能性があります。
◆緊急事態への対応不足
予期せぬ状況や緊急事態に対する対応が不十分であり、操縦士が的確に判断できなかった可能性があります。
《重大インシデントの再発防止策》
以下のような取り組みが考えられます:
◆コミュニケーション強化
操縦士と管制官の間でのコミュニケーションを改善し、正確な指示や情報の伝達を確保することが重要です。
◆訓練と教育の充実
操縦士に対して適切な訓練と教育を提供し、正確な着陸手順や運用ルールを熟知させることが必要です。
◆安全意識の向上
操縦士や関係者に対して、安全意識の重要性を啓発し、常に最高水準の安全運航を心掛けるよう促す必要があります。
◆疲労管理の徹底
操縦士の疲労管理を徹底し、適切な休息や労働時間の管理を行うことで、注意力の低下やミスの発生を防止します。
◆情報共有と連携強化
空港の関係者や航空機運航会社、管制官との情報共有と密な連携を図ることで、正確な情報の伝達や状況把握を確保し、ヘリコプターの安全な運航を支援します。
◆リスク評価と改善策の検討
類似の事象のリスク評価を行い、安全性向上のための改善策を検討します。また、運輸安全委員会の調査結果を参考にし、適切な対策を実施します。
《朝日航洋を認証するISO認証機関の対応》
取るべき対応は、以下のようなものが考えられます:
◆インシデントの報告と調査協力
ISO認証機関に対して、発生した重大インシデントの報告を行い、必要な情報や資料を提供し、調査に協力することが求められます。
◆再発防止策の策定と実施
ISO認証基準に基づいて、インシデントの原因分析を行い、再発防止策を策定します。また、実際に改善策を実施し、その効果を確認・評価します。
◆監査と改善計画の実施
ISO認証機関からの監査に対して適切に対応し、指摘や勧告事項に基づいて改善計画を策定し、実施します。
国の運輸安全委員会の調査はもちろんですが、朝日航洋も、今回の重大インシデントの原因と再発防止策について、しっかり説明して欲しいと思います。
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