2023年3月31日に、「八重洲ブックセンター」の本店が、東京駅周辺の再開発に伴って44年間続いた現店舗での営業を終了しました。

各メディアの報道では、今後は、2028年度完成予定の43階建て大規模複合ビルへ出店予定だそうです。

新店舗での営業開始までは、仮店舗での営業も検討中だそうですが、現時点では未定のようです。

 

ご承知の方も多いと思いますが、八重洲ブックセンターは、本好きで知られた大手ゼネコン「鹿島建設」鹿島守之助元会長の遺志を受け、1978年9月開店しました。

「どんな本でもすぐ手に入るような書店が欲しい」との遺志を受け継ぎ、赤坂へ移転した八重洲の旧本社跡地に世界一の売り場面積を持つ書店をつくろうと計画され、地下1階、地上8階の全フロアが売り場になってからの広さは約1400坪になってからは、約100万冊の在庫があったそうです。

 

なお、八重洲ブックセンター(本店)の特徴として、以下の点が挙げられます。

 

◆豊富な品揃え

八重洲ブックセンターは、ビジネス関連の書籍や専門書、語学書、旅行ガイドなどの幅広いジャンルの書籍を取り扱っています。また、雑誌や新刊本も豊富に揃っており、最新の情報を入手することができます。

 

◆容易なアクセス

東京駅八重洲口近くに位置しているため、アクセスが非常に便利です。新幹線やJR線、地下鉄などが利用できる交通の要所にあるため、都内外からのアクセスが容易です。

 

◆専門性の高いスタッフの対応

八重洲ブックセンターでは、質の高い接客サービスが提供されています。スタッフは、お客様のニーズに合った本の提案や、探している書籍の検索などに迅速かつ丁寧に対応します。

 

◆書籍関連イベントの開催

八重洲ブックセンターでは、定期的に著名な作家や専門家によるサイン会やトークショーなどのイベントが開催されます。これにより、読者と作家が直接交流する機会が提供されています。

 

◆企業向けサービス

八重洲ブックセンターは、周辺のビジネス街にあることから、企業向けのサービスも提供しています。たとえば、法人向けの書籍の一括購入や、セミナー資料の印刷・製本などのサービスがあります。

 

私自身は、初めて八重洲ブックセンターに行ったのは、中学1年生の1980年です。

当時は、地元書店中心に、偉人の伝記や吉川英治の歴史小説、星新一、筒井康隆、眉村卓といったSF小説を購入していましたが、巨大書店に本を買いに行くのは初めてで、初訪問であまりの本の豊富さに心を奪われました。

その後も、大学院時代に、指導教授から教えられた理工系の英文書籍を購入しに何度も訪問した思い出があります。

 

2007年に、初めての著作を出版しましたが、売れ行きを肌で実感したくて、真っ先に八重洲ブックセンターに立ち寄ってみました。

これまでに単著の書籍は、7冊出版していますが、後にも先にも、自分の本が目の前で、本屋さんに訪問したお客さんが手に取り、レジに向かう姿を見たのは、八重洲ブックセンターだけです。

当時、八重洲ブックセンターでは、売り場毎の週間販売ランキングを発表していましたが、「2007年5月27日~6月3日」の「本店3階の第20位」に「不祥事を止めるISO思考」(光文社)がランクされたことが思い出です。

 

 

ちなみに、当時の本店3階は、「理工系書籍売り場」で、私自身は、「ビジネス書」のカテゴリーの売り場かと思っていたので、意外でした。

余談ですが、この週のこの3階売り場の売上2位は、武田邦彦先生著の「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」(洋泉社)。

この本がベストセラーになり、武田先生が、一般に有名になったのです。

 

私自身は、すっかり、Amazonなどネット主体で本を買うようになってしまいましたが、巨大本屋さんは、ぶらぶらしているだけで、仕事のアイディアや意欲が湧き上がることがあります。

本店の再営業予定は、5年後の2028年だそうですが、知的好奇心が減退しないように、日々過ごして、楽しみに待ちたいと思います。
 

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