イギリスの大手スーパーセインズベリーズなどで、食品の賞味期限を廃止するスーパーが増えているそうです。


この背景には、食品廃棄物の削減と持続可能性への関心が高まっていることが挙げられます。


賞味期限を廃止することで、消費者が食品の品質や鮮度を自分で判断することが求められ、結果的に適切な消費判断が可能になるという考え方が広がっています。

 

《賞味期限廃止のメリット》

食品廃棄物の削減:

賞味期限が過ぎた食品が自動的に廃棄されることが少なくなり、食品廃棄物が減少します。

 

持続可能性の向上:

食品廃棄物の削減は、環境に対する影響を軽減し、持続可能性を高める効果があります。

 

経済的な節約:

消費者が適切に食品を消費することで、無駄な買い物が減り、経済的な節約が期待できます。

 

自己判断の向上:

賞味期限に頼らず、消費者自身が食品の品質や鮮度を判断する力が向上します。

 

《賞味期限廃止のデメリット》

品質判断の難しさ;

すべての消費者が適切に食品の品質や鮮度を判断できるわけではなく、判断が難しい場合があります。

 

食品安全への懸念:

適切な品質判断ができない場合、食品中毒や健康被害が発生するリスクがあります。

 

消費者の混乱:

賞味期限がなくなることで、消費者が購入する食品を選ぶ際に混乱する可能性があります。

 

日本でイギリスのスーパーのような「賞味期限廃止」の取組みは、すぐにはできないでしょう。

その理由は、「食品衛生法」です。

食品衛生法では、食品の表示に関する基本的な規制を定めており、賞味期限や消費期限の表示が義務付けられています。

そのため、日本で賞味期限を廃止するには、食品衛生法の改正が必要となります。
 

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