2023年3月21日に北海道南部の江差町の住宅で、56歳の男性が軽乗用車のバンパーとタイヤを交換していたところ、車が倒れて男性が下敷きになる事故が起きました。

 

北海道文化放送の報道によると、男性は意識不明のまま搬送され、後に死亡が確認されたそうです。

この事故は、近所の人が通報し、消防と警察が駆けつけたところ、男性は軽乗用車の下にいる状態で見つかりました。

この男性は親族の車の整備を頼まれていたようで、警察はジャッキが外れたことが原因ではないかと推測し、調査を進めています。

 

一般論として、再発防止策として考えるべきことは、

・車の修理作業中には、作業場所を確保する

・ジャッキを適切に設置する

・ジャッキを使用する前に、車両の説明書を確認する

・適切なジャッキの使用方法を理解する

・作業中には常にジャッキの安定性を確保する

・作業が完了したら、車両を地面に戻す前に、ジャッキを適切に取り外す

・車両が安定していることを確認する

といった手順を踏むことが必要です。

 

ここからは、想像ですが、今回の事故ですが、男性は、サイドブレーキを掛けずに、前輪を持ち(もしかしたら、両輪同時に)上げたのではないでしょうか。

つまり、ギアをパーキングに入れただけだったのではないかと思います。

 

北海道は、寒冷地なので、サイドブレーキが、凍結して動かなくなる可能性があるので、掛けない人が多いです。

しかし、FF車の場合、AT車のギアをパーキングにいれた状態で、ロックされるのは、前輪だけで、後輪はロックされません。

また、学生時代に、バスの車掌のアルバイトをしていた経験がありますが、整備士によれば、「ジャッキは外れる可能性がある」ことを認識し、ジャッキアップする際は、ダイヤを挟むなど、もしもの予防対策を取っておくべき、と教えられました。

 

痛ましい事故ですが、タイヤ交換の対策が不十分だったのかもしれません。

今年の北海道は、感覚的に2週間ほど雪解けが早いので、山奥を車で走らない限り、すでに夏タイヤに交換して問題ないでしょう。
 

ちなみに、私は、まだ、交換していませんが、プロの自動車整備サービスの会社に、タイヤ交換やタイヤの預かりなどを委託していて、自らタイヤ交換などジャッキアップしたのは、もう20年近くありません。

リスクを考えたら、プロに依頼するのも、確実な再発防止策だと思います。
 

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