2023年2月27日付けのTBSニュースが、大阪府泉佐野市のホテルで、次亜塩素酸ナトリウムの入った水が誤って、レストランで提供されたことを報じていました。

 

このニュースでは、

◆問題のホテルは、「関西エアポートワシントンホテル」のレストラン

◆2月26日の午後7時半頃、次亜塩素酸ナトリウムの入った水が誤って提供された

◆会食中の87人のうち16人が飲んだ

◆このうち、3人が救急搬送されましたが軽症

◆このホテルでは、次亜塩素酸ナトリウムは漂白や殺菌などに使っている

◆警察や保健所が、詳しい経緯を調べている

・・・と報道していました。

 

報道は、事故が発生したホテルと、日時、救急搬送された人数と症状が、端的に報道されているだけなので、想像の範囲ですが、「事故原因」は、「識別不足」ではないかと思います。

 

このホテルでは、次亜塩素酸ナトリウムを漂白や殺菌に使用していたそうなので、使用量が多ければ、「次亜塩素酸ナトリウムを希釈した専用のタンク」がありそうです。

また、次亜塩素酸ナトリウムは、使用の都度、希釈してして使用しているなら、それを希釈した容器に識別がなかったのかもしれません。

したがって、「識別が明確でない次亜塩素酸ナトリウム」のタンクまたは容器から、ピッチャー等にレストランで提供する「お冷や(水)」が移され、提供されたのでしょう。

 

関西エアポートワシントンホテルは、私も、宿泊し、食事をとったことがあります。

比較的高層のホテルで、関空からも近いので、関空利用の出張や旅行では便利なホテルです。

ワシントンホテルですから、おそらく、レストランで提供する飲用水やレストランの厨房等で漂白、殺菌する次亜塩素酸ナトリウムに関しては、マニュアルがあったと思います。

悪意のある事件でない限り、「ミスをしやすいマニュアルではなかったのか」という点が保健所や警察の調査の焦点になるでしょう。

 

この水を飲んだ団体客の一部が、軽症だったことは不幸中の幸いですが、ホテルの安心感、信頼感の確保のためにも、しっかりと、ホテル側は、原因を究明して、マニュアルなど手順の改善を図ってほしいものです。
 

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