2022年12月に、大手百貨店そごう・西武が、セブン&アイ・ホールディングスからヨドバシ・ホールディングスと連携する外資系不動産ファンドに売却されることが決定したことが報道され、話題になりました。
また、この売却で、「西武池袋」がヨドバシカメラの「核店舗とした商業施設に替わる」との憶測が多くのメディアで、報じられていました。
話題は、だいぶ、ずれますが、私は、サラリーマン時代に、虎ノ門の会社に勤務してましたが、その当時のある一時期、退勤後は、飲み会(多くは合コンや女性との会食)が多数、予定しており、大抵は、幹事役でした。
参加者や相手の勤務地や住まいを考慮して、場所を決めるのですが、開催地は、銀座、池袋、渋谷、新宿が多かったです。
西武池袋は、池袋開催の際の集合場所にすることが多くあり、今でも西武池袋に行くと、「懐かしさ」を感じます。
その懐かしい場所が「ヨドバシカメラの旗艦店になった」時は、相当、私の中の池袋のイメージも変るなぁ、と思います。
それにしても、若い頃のように、大型家電は、故障して買い換えの時にしか買わないし、パソコンもネットで購入してしまうので、家電量販店に訪問するのは、プリンターのインクや印刷用の紙など消耗品購入とポイントの有効期限が切れないための訪問がメインです。
しかし、客観的に捉えると、今回のような大型百貨店の売却は、家電量販店業界の勢力図の大きな転換の可能性を秘めていると思います。
流通アナリストの中井彰人氏によれば、 家電量販店は、「カメラ系」、「地方の電器店系」に大別されるそうです。
カメラ系の勝ち組代表格は、ヨドバシ、ビックカメラ、電器店系は、ヤマダデンキ、ケーズデンキ、エディオンなどですが、その店舗スタイルや立地が元々は、かなり異なっていました。
カメラ系は、大都市の市街地やターミナルを発祥としているケースが多く、「多層階の大型店舗」で、電器店系は「郊外のロードサイドに低層型郊外大型店舗」をチェーン展開して成長してきました。
つまり、そごうや西武百貨店のヨドバシ(+外資ファンド)への売却は、「カメラ系」が得意とする都市型店舗です。
中井氏によると、現在、家電量販店の売上勢力図は、
・ヤマダデンキ:1兆6000億円
・ビックカメラ:7923億円
・ヨドバシカメラ:7539億円
・ケーズデンキ:7472億円
・エディオン:7137億円
・・・
となっているそうなので、ヨドバシが、どんぐり状態の2位グループから一気に抜け出るのかもしれません。
先日、渋谷に仕事で立ち寄ったら、私が知っている頃の渋谷とは、全く様変わりしていました。
池袋も丸井の閉店などで、私の中のかつてのイメージは変りつつありますが、がらっと変る前に、
訪問しておきたいと思います。
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