先日、出張先で朝の身支度をしながらNHKの「あさイチ」を見ていたら、「謎ルール」について、特集していました。

特集を担当したNHKの森花子アナウンサーの実家は「剣道一家」で、「自宅を歩くときはすり足」というルールがあるそうです。

これに対し、スタジオでは「えー」という反応が多かったです。

 

私も小学生時代は、6年間、剣道を習っていたので、個人的に、自宅の板の間では、「すり足」、歩くときは「かかと上げ」を一時期、実施していました。

私の場合、これは、誰に強制されたわけでもなく、「なんとなく」でしたが、森アナの話しを聞いて「理解できるなぁ」と思いました。

 

ネットで、職場の「謎ルール」を調べてみると、よくあるケースとして、次のようなものがあるようです。

 

《主に女性に要求されるルール》

・ゴミの回収や給湯室の清掃

・来客の際のお茶出し

・取引先からの手土産や贈答品、社員の出張土産の配布

・コピー用紙など、備品の補充

・会議室の後片付け、机や椅子の配置(リセット)作業

 

《主に若手に要求されるルール》

・朝は上司よりも早く出社しなくてはならない

・仕事が終わっていても、上司が帰ってからでないと帰宅できない

・有給休暇取得取得の際は理由を伝えて、許可を得なくてはならない

・休日や夜間でも電話を折り返したりメールを返信したり反応しなくてはならない

・忘年会や新年会などの飲み会、スポーツ大会などの社内行事への参加は強制

 

私は、仕事柄、さまざまな規模の組織に訪問しますが、概ね、大企業や大企業の子会社は、前記したようなルールは、コンプライアンスの観点から「廃止」されています。

しかし、まだまだ、「女性のお茶出し」は、「半ば当然のルール」となっている組織も多いです。

 

会社の謎ルールではないですが、私が、「そろそろ止めてもいいんじゃないの?」と思っているルールは、「バスの運転席後ろの座席の使用不可」です。

このルールは、政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」を受けて、日本バス協会が2020年5月14日に、「バスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を策定し、できたルールです。

しかし、「いつまで使用不可にするの」と思います。

多くのバス会社が、路線バスの運転手の後ろと左側最前列シートを未だに「使用不可」にしています。

座席指定の高速バスは、ようやく「最前列シート」も予約できるようになりましたが、路線バスが混雑しているときは、「もう、このルールを解除してもいいのでは」と思います。

 

それと、バスの「完全に停車するまで席をお立ちにならないで下さい」の案内も運用について若干、違和感があります。

この案内は、「バス停車時に、ブレーキを掛けることで、着席していた乗客が、手すりにしっかりつかまっていない状態で立ち上がったときに、転倒するなどの事故につながりやすい」点から来た安全管理上のルールだと理解しています。

 

しかし、そもそも、着席せずに立っている乗客は、そもそも「お立ちになっている状態」です。

つまり「完全に停車するまで席をお立ちにならないで下さい」は、「停車直前のブレーキによる転倒予防」なので、「巡行速度での走行中に手すりにしっかりとつかまって立つ」行為は、私の認識では、「非安全行為」とは全く思いません。

けれども、運転手によっては、降りる際に、「立たないで下さいと案内しましたよね」と嫌味をいう運転手がいることです。

トラブルは面倒くさいので、「はいすみません」といって降りていますが、もうちょっと、ルールがなぜできたのかなど、状況を判断して注意喚起して欲しいな、と(個人的には)思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ829号より)
 

 

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