2022年11月29日付けのテレビ朝日「グッドモーニング」で、“FIREを辞める人(卒業する人)が相次いでいる”という報道がありました。

(FIRE:不労所得で生活する新たなライフスタイル(経済的自立と早期退職))

 

グッドモーニングの報道では、大きくは、「卒業」に2パターンあるようです。

 

◆生きがい求めているケースで卒業

 ・趣味として会社員をやるのもいいかも

 ・何もしないのは飽きが来る

 ・承認欲求が芽生える

 

◆市場の乱高下により卒業せざるを得なくなった

 ・急激な円安やインフレをきっかけにして、株価が乱高下して負けが込んだ

・固定給をもらうのが、精神的に安定する

 

確かに、私のまわりにも、GAFAに代表されるITテクノロジー株で、時価総額が1億円を超え、「FIRE」生活に入った人がいました。

その人には、その後の状況を聞いていませんが、株価の下落や株主配当の減少で、これまでのような不労所得は望めないことが想像できるので、大変だと思います。

 

また、私のような中高年世代ならともかく、40代以下の世代にとって、「何もしない」というのは、生きがいややりがい、他人に感謝される・・・といったものは、FIREでは、なかなか得られないので、「飽きるだろうな」と思います。

私の世代だと、「飽き」より、もっと心配なのは「頭の回転力の低下」です(苦笑)

仕事をしている現在でも、久しく、担当していない仕事を依頼されると、思い出し、その仕事についてのリズムがつかめるまで、時間が少々かかります。

それと同じで、おそらく、「プレッシャーゼロのぼーっとする時間」ばかりだと、頭がぼけるんだろうな、となんとなく想像できます。

 

そう考えると、「のんびり暮らしたいタイプ」であっても、

・適度に緊張感ある仕事をこなす

・時価総額変動の激しい特定銘柄の株に投資せず、インデックス投資にする

といったリスク低減を計画するのが、いいのかもしれません。

 

2016年に82歳で亡くなったタレントの大橋巨泉さんは、56歳でセミリタイヤしましたが、「やりたい仕事を選んでプチ仕事をする」というのは、理想的なライフスタイルなのでしょう。

ただ、凡人にとっては、一度、「辞めます」といった仕事から、三顧の礼で「戻って欲しい」といわれる人はまれなので、「セミリタイヤが理想型」とわかっていても、なかなかそのようなライフスタイルを送れる人は、限られているんだろうな、と思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ831号より)

 

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