2022年12月6日に、NHKのニュースを見ていたら、午前11時頃に、東京都江戸川区の水道施設の工事現場での爆発事故について報じていました。
この事故で、作業をしていた、男性2人のうち、1人は死亡し、もう1人は、意識不明の重体だそうです。
各メディアの報道によると、
◆事故が起きたのは、江戸川区船堀にある東京都水道局の施設の工事現場
◆「何かが爆発した」と119番通報があった
◆水道局によると、現場は、排水関連施設のマンホール内の、深さ約24メートルの地点
◆男性作業員2人は、はしごの交換作業をしていた
◆亡くなった作業員は、50代男性で、30代の男性作業員は、マンホール内に閉じ込められた
◆警視庁は、爆発の原因を調べるなど業務上過失致死の疑いで捜査している
・・・
とのことです。
憶測ですが、メタンガスが、この排水関連施設にたまっており、はしごの交換作業に伴い、ネジやビスなどの金属が擦れた際に発生する火花で、たまっていたメタンガスに引火して、爆発したのかもしれません。
気になるのは、この排水関連施設内の工事における事故、緊急事態の発生として、こうした可燃性ガスに伴う爆発事故を想定していたかどうか、です。
想定していれば、当然、作業開始前に、ガス検知器によるガス濃度のチェックをしてから、作業に入るはずですので、工事手順はあったでしょう。
東京都水道局のWebサイトを確認すると「水道工事における人身事故について(第1報)」として、事故内容が掲載されています。
この「第1報」によれば、
・工事件名:水道施設維持補修工事請負単価契約
・事故発生日時:令和4年12月6日 11時10分頃
・工事概要:水道管内の水を排水するための排水室における梯子の取替工事(当日作業)
・事故発生場所:江戸川区船堀6-9付近(江戸川区道)
・受注者名:丸山機工株式会社
・・・
との情報が掲載されていました。
丸山機工のWebサイトを確認すると、水道局発注の「水道管の施工」や「アスファルト舗装」の工事実績が多いようです。
創業は1983年で、2021年に現在の社長が就任していますが、名字から想像すると、創業家筋の二代目なのかもしれません。
事故の原因や刑事責任については、警察や消防の調査で明らかになると思いますが、水道局や丸山機工の安全管理体制や再発防止策についても、今後の報道を注視したいと思います。
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