2022年11月19日に、97歳の男性が運転する軽自動車が、福島市南矢野目字西荒田の市道で起こした交通死亡事故について、マスメディアを中心に話題になっています。

 

話題になっているポイントは、

・事故を起こした運転手が、97歳と高齢であること

・歌人として福島県文化功労賞を受賞したことがある歌人としては著名人であったこと

・高齢者の運転免許制度について

・福島における高齢者の公共交通機関事情について

といった点です。

 

現在の所、男性は、自動車運転処罰法違反(過失致死)の疑いで逮捕され、福島北署に拘留されているようですが、事故原因としては、「歩道を車道と間違えて軽乗用車を運転していた」可能性が指摘されています。

 

事故現場は、時間が、午後4時45分ころで、JR福島駅から約4キロの距離にある大型ショッピングモール「イオン福島店」の駐車場を出てすぐの市道だったそうですが、この「歩道を車道と間違えて進入すること」は、交通事故に関する動画を色々と見ていると、よくある誤りのようです。

 

間違えてしまう理由としては、

・歩道の幅が比較的広い

・夜間で見通しが悪い

ことが考えられます。

 

結果論ですが、ショッピングモールから出て行く車が、左折する際に、歩道に入ってしまったわけですが、歩道の真ん中に自動車が進入できないような杭を立てるといった処置が「市道」に必要だったと思います。

 

また、報道では、この男性の家族から、タクシー会社に、「高齢の家族がいるので、タクシーの支払を家族宛にできないか」という問い合わせがあったというので、おそらく、息子さんか娘さんは、この男性が運転するのを止めさせたかったのでしょう。

 

私は、高齢者の運転免許更新制度をこれ以上、強化しても、こうした事故を防ぐ対策としては、限定的だと思います。

それよりは、小さい子供に「夜はひとりで出歩いちゃダメ」というように、高齢者には、「時間帯限定免許」など、運転できる時間帯に制限を設ける方法は、効果があると思います。

 

最終的には、「どうしても返納はしたくない」という場合、本人が自覚して、「夜は運転しない」、「慣れた行き先しか運転しない」などを徹底するしかないでしょう。
 

 

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