2022年10月18日付けのテレビ朝日が、
「カフェで“オンライン会議”モヤモヤ…マナー違反? 専門家「何らかの規制必要」」
という見出しのニュースを報道していました。
この報道によれば、求人情報サイトの運営会社が、リモートワーク経験者を対象に「自宅以外でリモートワークにおすすめの場所」を聞いたところ、
1位 カフェ・喫茶店
2位 ホテル・旅館
3位 ネットカフェ
4位 カラオケボックス
5位 図書館
という結果だったそうです。
ただ、これらの自宅以外の場所には、問題もあります。
ニュースでは、
・休日に読書を楽しもうとカフェを訪れたら、隣の客がオンライン会議をしていた
・隣の客は、営業の悩みを、画面の向こうの出席者に相談し始めた
・その会話が気になり読書に集中できなかった
・注意をしたところ、「カフェでオンライン会議は禁止されていない」と言い返されたい
という事例を紹介していました。
電車内での携帯電話の通話や喫茶店でのオンライン会議・・・コロナ禍の現在を除けば、もともと、電車や喫茶店は「会話を禁止されている空間」ではありません。
実際、私が喫茶店で、訪問先と訪問先の空き時間を潰していると、隣の席で、アルバイトの面談や商談をしているシーンに遭遇します。
こういうシーンに遭遇しても、相当、騒がしくしていない限り「打ち合せを止めてもらえませんか?」と他の客から注意されることはないでしょうし、私も不快感はあまりありませんでした。
しかし、これが、携帯電話の通話やオンライン会議となると、多くの人は「不快」に感じるのです。
私は、自宅以外では、オンライン会議をコワーキングスペースやネットカフェ、ファストフードの店内、ホテル、カラオケボックスでやったことがあります。
結論から言えば、私の場合、「ホテルとカラオケボックス以外は適していない」と実感しました。
「オンライン会議」といっても、「発言機会が少なく、業務指示や教育の場のオンライン会議」は、「ほぼ聞いているだけ」なので、問題ないですが、自分が発言する会議は、「ホテルやカラオケボックスのような専用空間、かつ、まわりに会話が聞こえない空間」でないと無理(難しい)、と認識しました。
私の場合の「難しい理由」は、「会議内容の守秘性」と「まわりの視線」です。
ビジネスシーンでは、30年近く前に、電子メールによるコミュニケーションが登場し、当初は、「ビジネス文書的なお作法」に慣れた中高年から「お前のメール文書は無礼だ」とお叱りを受けるケースもありました。
今になって振り返ると、私のメール文書は、若者から送られてくるメール文書より、かなり丁寧だと思っていますが、当時は、「拝啓や敬具」といった「頭語や結語がない文章」は、「失礼なやつ」と捉えられたわけです。
オンライン会議文化は、一般化したのがコロナ禍以降です。
これから、徐々に自然と、社会の中で、「ルール」が形成されていくので、現在の「公共の場でのオンライン会議の課題」は、過渡期と言えるのでしょうね。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ825号より)
【好評発売中!】
『事例で学ぶコンプライアンスⅠ』
(トータルEメディア出版)
事例で学ぶコンプライアンス Ⅰ | TEM出版書店 (total-e-media.jp)
事例で学ぶコンプライアンス | 有賀正彦 |本 | 通販 | Amazon
『できるビジネスマンのマネジメント本』
(玄武書房)
https://www.amazon.co.jp/dp/4909566066/
【よかったらメルマガ読者登録お願いします♪】↓
(パソコンでアクセスしている方)
http://www.mag2.com/m/0000218071.html
(携帯でアクセスしている方)
http://mobile.mag2.com/mm/0000218071.html
Twitter:https://twitter.com/ariga9001