2022年10月8日に、銃刀法違反容疑で札幌市東区の自宅前で現行犯逮捕され、自宅に22歳の小樽市在住の女子大学生(札幌にある医療系大学生の在籍)の遺体を遺棄した容疑で逮捕された無職の53歳の男性が、12日に検察に送検されたそうです。
事件が起きたのが札幌なので、北海道のニュースでは、全国版のニュースの後にローカルニュースでも、この事件を大きく報じています。
事件の詳細は、今後、明らかになっていくと思いますが、現在、報道されている範囲では、よくわからない事件です。
まず、「無職の53歳と作業療法士の国家試験を目指す22歳の女子大学生がどのように知り合ったのか」です。
私自身は、仕事関係の人間関係を除けば、30歳差の人と知り合う機会は、なかなかありません。
あるとすれば、「趣味のランニング仲間」か「接待を伴う飲食店で働く女性」です。
また、女子大学生が自宅を出たのが3日で、その後、家族が女子大学生と連絡が取れなくなり、警察に届けたのが7日です。
報道では、知人や家族が「53歳の無職の男性に監禁されているかもしれない」と警察に通報したようなので、53歳の無職の男性と22歳の女子大生は、殺害された日が初対面ではなく、女子大生の家族や知人に、知られた存在だったようです。
その他に気になる点は、無職の男性のものと言われるTwitterです。
Twitterのアカウントは、「utsunoossan」(うつのおっさん)。
このTwitterには、6日付の投稿で「ちゃんと供養する」、逮捕前日の7日夜の投稿には、「人の道ってどこだったっけ?また踏み外しちまったな。でも役には立てた・・・のかな?」とあります。
この文面から想像すると、「嘱託殺人」であり、「女子大生以外にも嘱託殺人をした可能性」が読み取れます。
しかし、女子大学生の在籍する大学のパンフレットには、「国家試験に向けて模擬試験を受ける予定。小論文の書き方をしっかり身につけたい」と国家試験に向けて前向きな姿勢が感じられます。
要は、女子大学生には、客観的には「死にたい願望」はなく、「嘱託殺人」と結びつきません。
今後、無職の男性と女子大学生がTwitterのDMでやり取りした内容などが解析され、公表されると思うので、憶測は控えたいと思いますが、女子大学生の身内の立場で考えると、やりきれないと思います。
私は、今の時代は、職場や近所づきあい、趣味の仲間など、顔見知りであればあるほど、「プライバーシー」や「セクハラ、パワハラ」など人間関係のトラブルが生じやすく、「利害のない人とつながりたい」と考えると、SNSや出会い系サイトは、便利なツールです。
つまり、「SNSを通じた交際は危ない」とか「出会い系サイトでの出会いは危険」といったステレオタイプな感情はあまり持っていませんが、この事件を通じて、SNSの世間に対するイメージは、また悪くなったな、と思います。
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