2022年10月1日に、元プロレスラーで、政治家として参議院議員を2期務めたアントニオ猪木さんが心不全で亡くなりました。

日本テレビで毎年8月に放送されている24時間テレビで、猪木さんの映像が流れ、痩せ細ってしまったもののお元気そうな感じがしていたので、ネットニュースで訃報を知ったときは、「え~?!」と自然と声が出てしまいました。

 

私は熱狂的なプロレスファンではありませんが、私の年代は、私を含め、多くの男性がプロレス好きです。

今の時代とは隔世の感ですが、当時(1970年代~)は、ジャイアント馬場さん率いる全日本プロレスを日本テレビ、アントニオ猪木さん率いる新日本プロレスをテレビ朝日が地上波でレギュラー放送していたので、放送翌日の小学校の休憩時間は、男子はドッジボールか、プロレスごっこのどちらかをしては、遊んでいました。

(※私は、いじられキャラだったので、技を掛けられる方です)

また、「世紀の一戦」といわれたモハメド・アリVSアントニオ猪木の異種格闘技戦が行われた1976年6月26日は、私は小学校3年生でしたが、衝撃的な試合でした。

 

アントニオ猪木さんは「難病に犯されていた」と数年前から報道されていましたが、亡くなる少し前に、ネットで「全身性アミロイドーシス」(猪木さんは、ATTRwtアミロイドーシス)を少し調べてみました。

元世界アミロイドーシス学会理事長で、長崎国際大薬学部の安東由喜雄教授によると、「全身性アミロイドーシス」は、かつては「老人性全身性アミロイドーシス」とも言われ、高齢化の進展とともに増える傾向があるそうで、難病と言われているが、「高齢化が進む日本社会では、特別な病気ではない」そうです。

データ的には、80歳以上の10~20%にこのアミロイドがたまっているそうです。

安東教授によると、そもそも、アミロイドを形成するのは、正常な「トランスサイレチン」というたんぱく質だそうで、齢になると異常を起こして心臓や靱帯、腱などにたまるそうです。

心臓にアミロイドがたまると、心肥大や心伝導障害が起こり、心不全で死亡に至るそうで、心臓にアミロイドがたまって起きる症状が「心アミロイドーシス」、腎臓の場合が「腎アミロイドーシス」というそうですが、厄介なのは、現状、原因と根本的な治療法がないそうです。

 

それから、アントニオ猪木さんで有名なのは、次の座右の銘です。

 

「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし  

踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」

 

元ネタ(誰のことば)は、禅僧である一休宗純だと思っていましたが、ネットで調べると、真宗大谷派の寺院の住職(故人)、清沢哲夫氏の著書『無常断章』の次の詩を猪木さんが改変して座右の銘としていたようです。

 

「道」

此の道を行けば どうなるのかと 危ぶむなかれ

危ぶめば 道はなし

ふみ出せば その一足が 道となる その一足が 道である

わからなくても 歩いて行け 行けば わかるよ

 

アントニオ猪木さんのお墓は、青森県十和田市の蔦温泉にあるそうで、墓石には「道」と刻まれているそうです。

この座右の銘は、ファーストペンギンと同じような意味だと思います。

日本人の人質がいればイランに駆けつけ、北朝鮮には、スポーツ外交をして、と時として、世間の非難を浴びましたが、「誰かが行動を起こさなければ道は拓かれない」という考えが猪木さんにはあったのでしょう。

謹んでアントニオ猪木さんのご冥福をお祈りいたします。
 

 

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