各スポーツメディアが報じているように、ベースボールメジャーリーグ、エンゼルスの大谷翔平投手が、2022年9月23日(日本時間24日)のツインズ戦に「3番・投手兼DH」で先発出場し、今季14勝目を記録しました。

これで、今季は、「14勝&34本塁打」となり、1918年にベーブ・ルースが記録した「13勝&11本塁打」を超えました。

 

また、

・日本人メジャーリーガーとして史上4人目の200奪三振(合計203三振)を達成

・メジャーリーグ初の「30本塁打以上&200奪三振」を達成

・近代メジャーリーグ初の「投手で600人の打者と対戦」、「打者で600打席」を達成

したそうです。

 

注目のMVP争いは、

・ヤンキースのジャッジが、現時点で三冠王

・アメリカンリーグ本塁打記録(61本)に迫る60本

・大谷選手はMVPを昨年受賞している

といった状況から、今シーズンは、おそらく、ジャッジが受賞するでしょう。

 

しかし、まだ、エンゼルスの残り試合は11試合ありますが、ここまでの今季の大谷選手の結果は、「偉業」であることは間違いないし、当分、この記録に迫り、超える選手は出てこないでしょう。

大谷選手が、メジャーリーグに参戦する際に、「世界一の選手になりたい」といい、日本やアメリカの有識者が「二刀流で成功するのは無理。メジャーを舐めている」と予想していましたことは、記憶に新しいと思います。

「世界一の選手」の定義はありませんが、2021年度にMVPを獲得し、元祖二刀流の伝説のプレーヤーであるベーブ・ルースを超えたことで、「世界一の選手になった」と多くの人が評価するのではないかと思います。

 

それと、日本時間24日のメジャーリーグの結果で、嬉しかったのは、イチロー選手と同じく2001年にメジャーデビューし、今季限りで現役を引退するカージナルスのプホルス選手がドジャース戦で、2本のホームランを打ち、メジャーリーグ史上4人目(バリー・ボンズ、ハンク・アーロン、ベーブ・ルース)の通算700本塁打を達成しました。

42歳での20本塁打(21本)は、ボンズに次いでメジャー史上2人目だそうです。

 

野球繋がりの話題で、残念なニュースが23日に入ってきました。

プロ野球通算215勝を挙げた、元ロッテの大投手、村田兆治氏が、暴行容疑で現行犯逮捕されました。

報道によれば、羽田空港第一ターミナルの保安検査場で、金属探知機をめぐるトラブルで、女性検査員の肩を押したそうです。

現時点で、村田容疑者は、容疑を否認しているそうです。

しかし、保安検査場には、防犯カメラが設置されているでしょうから、トラブルに至る経緯はともかく、「女性検査員の肩を押す」という行為自体の有無は、白黒が明確になるでしょう。

 

この事件の詳細は、今後の報道を注目したいと思いますが、保安検査場では、乗客側目線では、態度が不快な検査員は、結構います。

保安検査場を離れて、冷静になると、「彼らも仕事だから、イライラしてもしょうがないな」と思いますが、急いでいるときは、「1週前にも、同じ空港の同じ保安検査場の金属探知機を通過していて、服装や持ち物も変わらないのに、なぜ、今回は、引っかかるんだ」と思うこともしばしばあります。

また、目視で持ち物を検査している検査員によっては、複数回のX線検査と取り出し検査を要求されます。

その際に、「恐れ入りますが・・・」など、クッションことばや穏やかな口調や表情があると、その場が和みますが、命令口調で要求されると、感情的に、ムッと来て、「早くやってよ!」とこちらもことばが荒くなります。

 

元チームメートだった甲子園優勝投手だった愛甲猛氏によれば、村田氏は、「とても実直な人。言い方を変えれば、“融通が利かない人”」だそうです。

つまり、「自分が納得できないことに直面すると〝スイッチ〟が入る」そうです。

おそらく、今回のトラブルは、女性検査員の検査対応について、村田氏としては、不快に感じる部分があった、つまり「相性が合わなかった」のではないかと思います。

 

私は、ロッテファンですし、村田氏が、1983年にジョーブ博士の執刀でトミー・ジョン手術を受け、その後、「サンデー兆治」と呼ばれカムバックした不屈の選手だった時代をリアルに知っているので、今回のニュースは残念でなりません。

ただ、愛甲氏の言葉を借りれば「融通の利かない性格」(昭和生まれの明治男とも言われ本人も気に入っている)があだとなって、否認を続け拘留期間が長くなってしまう気がしてなりません。

 

追記:

2022年9月25日の午後5時半頃、村田兆治氏は、東京空港署から釈放され、在宅での捜査になるとの報道がありました。

なお、現時点で釈放理由は、わかっていないそうです。

 

このニュースについて、ヤフコメでは、「著名人のおごりだ」とか、「逮捕拘留は行き過ぎ」といった声が上がっています。

 

私見ですが、「ゴーン氏逃亡」もあり、ファーストクラスを含め、著名人であっても、保安検査場のチェックが以前より厳しくなっていることと、安倍元首相の国葬に向けて警戒が厳しくなっているというタイミング的なことも影響した逮捕のように思います。

 

この手の保安検査場でのトラブルは、保安検査場で何度か目撃したことがありますが、私が目撃した範囲では、現場の警察官が「まぁまぁまぁ」と乗客と係員の間に入って、トラブルを収めて終わりにしています。

そもそも、保安検査場という他の乗客もいる衆人環視に近い現場で「押した/押してない」というはっきりしない状況での逮捕は、一罰百戒のような感じがします。

 

 

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