2022年9月4日の午前に氷見港の4.7キロ沖合で見つかった子どもの遺体は、DNA鑑定の結果、8月20日から行方不明になっていた髙嶋怜音ちゃん(2)だったそうです。

新聞報道では、富山県高岡署によると、第3者の介在などが確認されていないことから、怜音ちゃんは、自宅近くの用水路に転落した可能性があるとみて原因を調べているそうです。

 

非常に残念な結果になってしまいましたが、この事故を少し振り返っておきます。

これまでの報道では、怜音ちゃんは、両親と姉の4人暮らしで、行方不明になった8月20日の午後6時40分頃は、自宅の2階で、母親が姉の髪をドライヤーで乾かしている間に怜音ちゃんがいなくなり、1階の勝手口が開いていたそうです。

 

これまでのこの事故の報道では、怜音ちゃんの自宅の勝手口を出て、用水路があることがわかります。

勝手口から用水路までの正確な距離はわかりませんが、10mも離れていないでしょう。

この日は、雨が降っていたそうなので、用水路の水量は、ふだんより多いはずで、怜音ちゃんは、誤って用水路に転落し、水量が多く、速かった流れに乗って、用水路→小矢部川→富山湾へと流れ出たのでしょう。

 

幼少期の記憶なので、大きくなって祖母や母から伝え聞いた話と記憶が混じっているかもしれませんが、私の経験では、「幼児の頃は、好奇心はあり、怖さを知らなかった」ように思います。

小学校入学以降は、幼児期に体験した恐怖感をベースに、想像ができるので、私は「ビビり」だったので、危なさそうなモノやコトに近寄らなくなったし、保護者の目の届かない距離から離れないようになりました。

しかし、幼児期は、動物園や遊園地、近所の小高い山などに祖父母や両親と出かけた際に、保護者が目を離した隙に、好奇心が勝って、どんどん(子供なりに)遠くに離れてった記憶があります。

 

怜音ちゃんは、身長80センチといわれているので、勝手口がドアノブだったら届かないかもしれませんが、引き戸やドアが開いていたのかもしれません。

小学生以降の感覚なら「雨の日は、服が濡れるから外には出ない」が常識ですが、幼児なら「普段と違う用水路の水の音に、どうなっているだろう?」好奇心が芽生えて、見に行ってしまうかもしれません。

 

5~6歳児なら、「用水路は危ない」、「暗くなったら、たとえ近所であっても、ひとりで出かけない」と周囲が徹底教育すれば、言うことを聞くと思いますが、幼児の時は「保護者の視界の範囲内で見守る(監視する)」が大事なのでしょう。

 

細菌学者の野口英世は、1歳の時に囲炉裏に落ちて、左手に大やけどを負います。

想像の範囲ですが、おそらく、親は、英世(当時は清作)が寝ているから安心して、家事や野良仕事をしていたと思います。

しかし、起きた1歳児は、目に入るものに興味があるから、囲炉裏に近づき、転落したと思われます。

 

それにしても、腐敗が進んだ遺体が、氷見港沖に浮かんでいたことと釣り人が見つけたことは、たまたまかもしれませんが、遺族はもちろん、関係者にとってはよかったと思います。

東日本大震災の行方不明者や最近の話題だと、知床観光船の事故による行方不明者の親族は、遺体が見つからないと、なかなか気持ちに区切りを付けられないでしょう。

怜音ちゃんのご冥福を祈りたいと思います。
 

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