2022年8月26日の午後6時40分頃、京浜急行線穴守稲荷駅近くを走行中の急行電車の中で、「刃物を持った男性がいる」と110番通報があったそうです。

 

各メディアの報道では、真相は、刃物を所持していた50代男性の寿司職人が、酒を飲んで車内の座席に座り寝ていた際に、所持していた巾着袋を落とし、巾着袋に入っていた包丁(3本)が、床に散乱し、その状況を見た乗客が非常用ボタンを押し、電車が緊急停車した、ということのようです。

 

報道では、

・この寿司職人は、神奈川県の店舗から都内の店舗に異動になった

・職場が変わることで、自分の包丁などの道具を持ち帰る途中だった

・巾着袋に入っていた包丁は、刺し身包丁(28cm)、洋包丁(25cm)、出刃包丁(15cm)

・包丁は、さやをつけた状態で巾着袋に入れられていた

そうです。

 

このニュースを聞いたときに、以前、飲食店を経営している知人が、「仕事道具の刃物を鞄に入れて、電車やバスに乗るのを避けている」という話しを私に話してくれました。

当時、新幹線や通勤通学電車内での“斬りつけ事件”が発生していたころだったので、この話しを聞いて、「私も、ホームセンターで包丁を購入したときは、自家用車や徒歩など、公共機関は使わないようにしよう」と思いました。

 

つまり、刃物が仕事道具で、持ち運びをする人は、この知人のように、慎重になっている人が多いでしょう。

この寿司職人は、包丁にさやが着いていたとはいえ、巾着袋は、ファスナーなどの締結具は付いていないでしょうから、「落としたら、中身が散乱し、周囲に恐怖を感じさせる可能性」を想像して、電車による持ち運びには、もっと、確実な取り扱いをするべきだったと思います。

 

話は脱線しますが、8月26日は、NHKの朝ドラ「ちむどんどん」で、主人公の元同僚が、料理人復帰のために、「肌身離さずに、丁寧に手入れされた包丁を懐に持っているシーン」が放送された回でした。

私は、このシーンを見て「現在の日本なら、大問題な行為だな」と感じました。

そして、この騒動が、この日に起きたので、少々驚きました。

 

この騒動の顛末として、

・男性は、駆けつけた警視庁蒲田署員に身柄を確保された

・京急電車に乗り合わせた乗客は避難し、けが人はいなかった

・男性は、正当な理由で持ち運んでいたので、警視庁は事件化しない方針

・この電車は、午後7時14分に運転を再開した(約34分停車)

とのことなので、影響は限定的だったかもしれません。

 

ただ、羽田空港が近く、金曜日の夕方なので、私が、もし居合わせて、フライト時間が迫っていたら慌てただろうな、と思います。
 

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