2022年6月7日は4回目となる世界食品安全デー(World Food Safety Day:WFSD)です。

ご存知の方も多いと思いますが、2018年12月20日に、国際連合は、「持続可能な開発目標」 (SDGs) の達成のため、毎年6月7日を 「世界食品安全の日」と定めました。

これを受け、コーデックス委員会(国際食品規格委員会)においても、食品安全の普及啓発等のため、毎年6月7日を祝う活動が行われています。

 

第4回のテーマは、「Safer food, better health より安全な食品で、より健康な生活を」。

安全な食品は人々が健康的な生活を送るために欠かせません。

私も「いち消費者」として、食品安全の日に参加する意味合いを込めて、厚生労働省のHPに掲載されている「世界フードセーフティーデーガイド(和訳版)」から、主なポイントを下記に引用します。

 

《テーマ:より安全な食品で、より健康な生活を》

安全な食品は人の健康と幸福に欠かすことができません。

(中略)

私達の行動、具体的には私達がどのようにフードシステムを作りフードサプライチェーンを組織するかによって、伝染性のそして有毒なハザード、微生物病原体(細菌、ウイルス、寄生虫)、残留化学物質、生物毒素、そしてその他の有害で危険な物質が食卓に上ることを防ぐことができます。

より良い健康を実現するために、私達はフードシステムを変換する必要があります。  

また、その変換を持続させる必要があります。

(中略)

誰もが安全で健康的な食事を入手できるようにするためには、農業、食品、貿易、そして産業発展の政策においてフードセーフティーを促進することが必要です。

より良い健康のための体系的な変化は、より安全な食品をもたらすでしょう。また、人類が

長期的に発展するために重要な要因であり、持続可能な開発目標(SDGs)達成の前提条件の 

1つでもあります。

 

《世界フードセーフティーデイへの参加の仕方》

・ウェビナーを開催しよう

・降灰イベントを開催しよう

・キャンペーンを立ち上げよう

・スポーツイベントを立ち上げよう

・メディアに働きかけよう

・講演会を開催しよう

・みんなの話を集めよう

・楽しみましょう

・成功をたたえましょう

 

《フードセーフティーはみんなの仕事》

◆政府にできること

・多様な分野の協働を促すこと

・健全で安全な食品に公的な支援プログラムの焦点をあわせること

・強力な政策を立案し、優れたガバナンスを実践すること

◆食品事業者にできること

・フードセーフティーへの責任を果たすこと

・フードセーフティーカルチャーを推進すること

・国際食品規格を遵守すること

◆教育機関や職場でできること

・フードセーフティーに関する教育を支援すること

・食品の安全な取扱を促すこと

・家族と一緒に取り組むこと

◆消費者にできること

・常に最新の情報を入手しフードセーフティーを促すこと

・食品の安全な取扱を家庭において実践すること

 

《キーメッセージ》

・安全でなければ食品ではない

・フードセーフティーは健康に直接影響する

・誰もがリスクマネージャー

・フードセーフティは科学に基づく

・協働強化でフードセーフティーを向上

・今日のフードセーフティーへの投資が将来の利益につながる

 

《事実と数字に基づく情報》

・世界では毎年、10人に1人が汚染された食品が原因で病気になっている

・公衆衛生への食品由来疾病による負担の程度は、マラリアやHIV/AIDSに匹敵する

・200を超える疾病が、汚染された食品を食べることで引き起こされている

・薬剤耐性微生物の感染が原因で、毎年、70万人が死亡していると推定されている

・11の主要な寄生虫疾病による患者数は1年あたり4,840万人と推定されている

・5歳未満の子供は、安全でない食品により6人に1人が死亡している

・生後6ヶ月間は母乳だけで赤ん坊を育てることが最も安全である

・安全な食品の生産は、フードロスと廃棄を減らし、地球に恩恵をもたらす

・安全な食品は、生産性の向上、国内食品市場の拡大や保健医療への負担も軽減する

・188ヵ国と1機関(欧州連合) がCodex食品規格への取り決めを交わしている

・フードセーフティーは SDGs の達成に貢献する

 

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ815号より)
 

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