2022年8月17日付けのテレビ朝日「グッドモーニング」が、「お盆休み中の旅行先での感染」について、報道していました。

 

グッドモーニングの報道によれば、

◆長野から京都に観光旅行に来た男性が、旅行中に40℃の高熱になった

◆この男性はホテルを延長予約し、その後保健所の案内で療養施設に移動した

◆延長分のホテル代は戻ってこなかった

◆豪州に旅行した大学生は、旅行中にPCR検査で陽性判定になり帰国できなくなった

◆ホテルを延長したが、1週間のホテル代が約30万円で、カード決済が数日、落ちなかった

◆決済できなかったのは、カード会社が、詐欺と疑ったため

◆韓国旅行に出かけた大学生は、旅行先で陽性になるとホテルを追い出された

◆自力で韓国の療養所を見つけたが、食事などの支援はなかった

◆7日間の隔離期間を終え、体調が回復し、再検査を受けたが再び陽性判定

◆日本大使館からの回復証明書の発行を待ちながらホテルを転々とする日々

といった事例が紹介されていました。

 

現在は、入国時のPCR検査は、2022年8月15日帰国以降は、出国時の日本国内でのPCR検査結果が帰国時の検査として有効になりました。

しかし、日本でPCR検査を受けた日時から72時間以内の帰国便に搭乗する必要があります。

つまり、現地滞在1日程度の海外旅行は、日本で陰性証明書を発行してもらい、帰国することができます。

 

ただし、72時間以上の旅行になると、現状は、帰国時にPCR検査を受け、陰性である必要があるため、平熱であっても陽性になった場合は「自己責任・自己負担の原則」でホテルを延長するか、現地の療養施設を探し、隔離生活を送るしかありません。

 

国内旅行の場合は、平熱であれば、通常は、PCR検査を受けないので、予定通り帰宅できると思いますが、高熱になってしまい、検査で「陽性」と判定されれば、ホテルや療養施設で「隔離生活」を送る必要が生じます。

 

現在の新型コロナは、オミクロン株で、基礎疾患がない限り、症状が軽い人が多いので、帰国時の検査の義務付は必ずしも必要なのか、という議論も一部にはあるようですが、現状は、グッドモーニングが報じたように、陽性の場合は、平熱で、体調に問題がなくても、出国できないので、ホテルの延泊料金や滞在費が追加で掛かります。

また、帰国後に仕事の予定があった人は、関係者にスケジュール変更をお願いすることになり、ケースによっては、違約金等も発生するでしょう。

 

このように考えると、現状は、「海外旅行はリスクが高く、控えるべき」と考える方が無難です。

ただ、自分の経験を振り返ってみても、初の海外旅行を経験したのは、大学生の時でした。

社会人になって、自分の時間がなかなか取れなくなることを考えると、「学生のうちに海外旅行に行ってみたい」と学生さんが考えるのは当然でしょう。

今の自分なら「海外旅行は行かない」という選択を当然しますが、もし、大学生だったら、どのように判断したのだろう、と思います。

 

それにしても、政府高官や大臣クラスの政治家が外遊するニュースをよく耳にしますが、「陽性で現地を出国できなかった」という話は、聞いたことがありません。

現在の「陽性率」がわかりませんが、もし、外遊した政府高官や大臣らが「100%陰性」だったとしたら、それはまた変な話だな、と思います。

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