2022年8月15日付けの「AllAabout News」によれば、ライズ・スクウェアが運営する「RS MEDIA」が、「転職したいが怖いと感じている男女500人」を対象に「転職が怖いと感じる理由に関する意識調査」を実施したそうです。

 

この意識調査によれば、「転職が怖いと感じる理由トップ3」は、

1位:転職先の人間関係・社風

2位:転職後の仕事内容

3位:収入ダウンの可能性

だったそうです。

 

1位の「人間関係・社風」についての不安解消として、「転職エージェントを通して職場環境を事前に確認するのも良さそう」と、記事では述べていました。

私の経験では、新卒で入社した会社を含めて、4社の職場を経験しました。

4社目は、元職場の上司が設立した会社で、上司や同僚は知り合いばかりだったので、参考になりませんので、1~3社目の経験で振り返ると、1社目は、大学OBのいない職場、2、3社目は中途採用募集の新聞広告をみて応募し、採用されたので、職場環境を事前にチェックする術はありませんでした。

 

また、いまのように、転職サイトで「職場の評判」をチェックする仕組みもありませんでした。

ただ、仮に転職エージェントを通じて一般的な職場環境に関する情報を入手したとしても、あくまでも参考情報であり、配属先の上司や先輩、同僚のキャラクターに依る部分が大きいのかな、と思います。

実際、2社目を辞めた大きな原因は、直接指導を受けた先輩とソリが合わなかったからです。

上司や周りのその他の先輩の評価は、比較的高い方で、退職相談した際は、引き留められました。

仕事は面白くなってきたところでしたが、しばらくこの先輩と仕事を続けることになるのかと、考えるとウンザリし、在職中に3社目の面談を受けた上司と気が合ったこともあり、気持ちはすっかり3社目に移っていました。

 

2位の「求められるスキルが高いことへの不安」ですが、私の場合は、中途採用の面接で、自分を実力以上に見せず、採用された後も、関係する上司、先輩社員には、「わからないことだらけで、みなさまにしばらく面倒を掛けますが、教えてください」というオーラ全開の低姿勢で、接することを心がけました。

転職条件を有利にするために、実力以上に自分を大きく見せたくなりますが、それが「期待値を裏切ることへの不安感」を募らせる原因だと思います。

 

3位の「収入ダウンの可能性」は、「未経験の職種、業種」であれば、「経営幹部採用」、「管理職採用」でないかぎり、ダウンするのは、当然でしょう。

収入の維持、アップを大前提に転職活動するなら、これまでのキャリアを生かせる職場でなければ、そもそも間違っていると思います。

私の場合、年収ベースで考えると、独立した現在を除き、サラリーマン時代の約12年間は、一度も収入がダウンすることはありませんでした。

それは、「広義の意味で職種・業種が一緒だったから」これまでの実績を考慮して年収が決まったからです。

したがって、未経験の職種や業種への転職(要は、これまでのキャリアが殆ど生かせない)は、「収入ダウンするのが普通」と考えた方がいいでしょう。

 

つまり、収入のことが気になるのであれば、「キャリアが生かせる職場」を探すしかないですし、「一からのスタートでもやり直しがきく状況と覚悟」(例:独身、20代)がなければ、未経験の職種や業種の転職は止めた方がいいでしょうね。
 

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