2022年6月21日付けの北海道文化放送が、
「読売新聞・記者の女(24)また窃盗で逮捕 知床観光船沈没事故の“取材現場” コンビニで弁当など盗む」
という見出しのニュースを報じていました。
報道によれば、(※筆者が記事を一部編集)
◆斜里町ウトロのコンビニで、記者の女性が食料品を盗んだ容疑で逮捕された
◆逮捕された女性記者は、読売新聞札幌支社勤務
◆容疑は、4月28日に、コンビニで、弁当や菓子など9点(2657円)を盗んだ
◆店舗から被害届が出され、警察が防犯カメラなどから捜査し6月21日に逮捕した
◆当時現場付近は、知床観光船沈没事故をめぐり報道各社が取材をしていた
◆女性記者は容疑を認めている
◆女性記者は、6月18日に、札幌市の書店でマンガ本1冊を盗み現行犯逮捕されている
とのことです。
報道を知って、真っ先に思い浮かんだのは、複数回窃盗容疑で逮捕されている世界陸上出場経験のある女性元マラソン選手です。
この元選手は、クレプトマニアと診断されているそうです。
多くの方が、ご存知のように、「クレプトマニア」とは、窃盗を行う緊張感と、窃盗後の解放感からくる精神的な起伏が「精神安定」になり、窃盗を繰り返してしまう精神障害です。
つまり、「転売目的で高い商品を盗みたい」といった万引き(利益目的)ではなく、クレプトマニアは、病気です。
この女性記者がクレプトマニアかどうかはわかりませんが、24歳で、おそらく入社2~3年目の若手社員ですが、読売新聞の社員ですから、同世代の中では収入は高いでしょう。
つまり、想像ですが、食品やマンガ本を生活苦や金銭難から盗んだとは思えません。
もし、クレプトマニアと診断されたなら、休職期間を設け、治療に専念して、職場復帰してほしいものです。
話は逸れますが、社会生活を送る中で、必ず、ストレスはたまります。
これを、世間一般に認知されている趣味や娯楽で解消できる人は、他人に迷惑を掛け、刑事的に罰せられることはありません。
しかし、クレプトマニアのように窃盗行為、あるいは暴力的行為、セクハラ・パワハラ行為、痴漢行為、薬物依存などがはけ口になってる場合の人は、「良心」があっても、自制するのが大変だろうな、と思います。
自分自身は、おいしい食べ物を食べに行く、温泉につかってぼーっとする、旅行に行く、好きな女優さんが出演しているドラマを見る、マッサージに行く・・・などで解消されるので、今のところ、犯罪につながりそうな解消法はありません。
2014年に「名古屋大学女子学生殺人事件」が発生しました。
報道された情報では、この犯人は、幼少期から「生き物が死ぬところを見たかった」という性癖があったようです。
これが、「人以外の生き物」であれば、犯罪にはならないし、またどこかで「学術研究」に向かえば、偉大な研究成果を残す可能性のある学者になったかもしれません。
結果論ですが、「死ぬところに興味ある生き物の対象が人」になったために「殺人事件」になってしまいました。
つまり、「迷惑行為や犯罪行為」が「精神安定」、「ストレス解消法」の人は、難しい話ですが、予兆を感じた近しい周囲の人が、早めにフォローしないと、顕在化してしまうと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ808号より)
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