組織の仕事の仕組み(マネジメントシステム)が国際規格に適合し、有効に機能しているかを第三者が審査し、世間に公表するISOマネジメントシステム認証制度がある。

 

このISOマネジメントシステムについて、最近、個人的に気になっている点を備忘録代わりに、何回かに分けて少しまとめておきたい。

 

今回のテーマは、「審査工数を正当とする理由の記録」について。

 

認証機関に対する認定基準としてISO/IEC 17021-1:2015があります。

組織審査の審査工数についての基準は、「9.1.4 審査工数の決定」に規定されています。

 

主なポイントを挙げると、この項目では、

・認証機関は、審査工数の決定に関する文書化された手順があること

・認証機関は、審査工数を決定するに当たって、以下の点を考慮すること

-マネジメントシステム規格の要求事項

-組織と組織のマネジメントシステムの複雑さ

-技術的及び規制上の背景

-マネジメントシステムの適用範囲に含まれる活動の外部委託

-以前に実施した、全ての審査の結果

-事業所の規模及び数、各事業所の地理的所在地、複数サイトの検討要件

-組織の製品、プロセス又は活動に伴うリスク

-統合マネジメントシステムの審査であるかどうか

・マネジメントシステム審査の工数と、それを正当とする理由は、記録すること

といった点が規定されています。

 

(後編に続く)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ785号より)

 

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