2022年6月28日は、千葉県八街市の市道で、飲酒していた運転手が運転するトラックが、小学生児童5人に突っ込み、2人が死亡、3人が大けがを負った事故(八街児童5人死傷事故)発生から、ちょうど1年が経過しました。

6月28日付の千葉日報が、遺族が、コメントを発表したことを報じていました。

 

記事によれば、コメント内容は、

◆遺族は、被害者家族連名で、弁護士を通じて、コメントを書面で公表した

◆「1年という時間が長いのか、短いのか、我々にはわかりません」

◆「今回の事件の現場でさえ、速度違反をして走行している車を見かけます」

◆「本当につらく、怒りさえ湧いてきてしまいます」

◆「今回の事件のようなことは二度と起きてはならないことです」

◆「そのために、当たり前のことですが、交通ルールを守ってほしい」

◆「最低限それだけはお伝えしたく、コメントを発表させていただきました」

というものだそうです。

 

運転手の男性は、自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)罪に問われ、懲役14年の判決が確定し、現在服役中です。

裁判の過程で、この運転手は、常習的に飲酒運転をしていたことが認められていますが、運転手が在籍していた会社は、運転前のアルコール検査は実施していませんでした。

 

当時の法律(道路交通法施行規則)では、事故を起こしたトラックは、白ナンバー(自家用車両)なので、アルコール検査は、義務付けられていませんでした。

貨物自動車運送事業法に基付く事業用自動車(緑ナンバー)はアルコール検査が義務付けられている)

 

しかし、この事故により、2022年の4月に道路交通法施行規則が改正され、

・白ナンバーの社用車を5台以上

または

・11人以上の定員の自動車を1台以上持つ事業所

は、運転指導などを行う安全運転管理者の選任とアルコール検査が義務付けられました。

 

結果論ですが、この事故は、

・白ナンバーにはアルコール検査が義務付けられていなかった

・運転手を雇用していた会社は、自主検査として、アルコール検査を実施していなかった

・事故現場の八街市道12016号線は、幅約7メートルでガードレールや路側帯はなかった

・現場は、直線道路、かつ、小学生が利用する通学路だが、市は危険個所としていなかった

・・・

といった「脆弱で脅威な状況」から発生してしまった悲しい事故・・・つまり、いつかは、この手の事故が発生しうる状況だったのでしょう。

 

私は、事故が発生した市道を車で走ったことがありますが、信号機がないこともあり、通行する車は、おそらく地元の人ばかりで、日常的にスピードを出しているのです。

したがって、時速40キロぐらいで走っていると、後続車両から車間を詰められ、要は、微妙に煽られます。

 

数か月前に、ジョギングで、事故現場の近所を走りましたが、この事故の影響なのか、今までカードレールがなかった箇所に設置されていて、ジョガーとしても安心できる道路環境になっていました。

しかし、運転する多くの車のスピードは、明らかに早い。

被害者遺族が「交通ルールを守ってほしい」とコメントされていますが、多くの運転手の意識が変わるには、まだまだ時間がかかりそうです。
 

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