2022年6月14日に、内閣府が『男女共同参画白書 令和4年版』を公表しましたが、その白書の中で、「20代男性の約4割はデートの経験がない」という調査結果について、大きな話題になっています。
ご存知の方も多いと思いますが、この白書のポイントを整理しておきます。
◆男女ともに約3割が50歳時点で配偶者がいない
◆20代男性のおよそ7割に、配偶者、恋人はいない
◆20代男性のおよそ4割は、デートの経験がない
ただ、この白書の中身をもう少し詳しく調べてみると、
「20代男性の約4割は、デートの経験が無い」
については、数字が一人歩きしているようい思います。
この「約4割がデート未経験」ですが、分母は「20代独身男性の」なのです。
ちなみに、20代男性の25%は、既婚者です。
つまり、デート経験の分母は、20代男性の75%に対してで、そのうちの約4割がデート未経験なので、「20代男性全体では、約3割がデート未経験」ということになります。
「20代男性の3割はデート経験なし」ですが、ネット上では「デートの定義とは何か?」や「30年前もデート未経験の割合はそんなに今と変わらないのでは?」といった意見が上がっていました。
感覚論ですが、昔も今も、日本人は、ナンパする人や知り合った女性をデートに誘う人は誘うし、デートに誘う必然性がないとなかなか誘えない人は誘えない、のが一般的な気がします。
私自身は、独身ですが、「親密な関係になかなかならない男女をデートさせる後押し」は、何十件も担当し、そのうちの6~7件は、結婚にまで至っています。
つまり、日本人の場合は、まわりが世話焼きしなければ、そもそもの出会いやデート、その後のお付き合いや結婚に至ることは、日本人気質として、少ないのだと思います。
そもそも、江戸時代や明治時代までに日本は、「個人より家」ですから、親が決めた許婚(いいなづけ)がいましたし、その後、昭和までは、恋愛結婚より「お見合い結婚」主流の時代です。
したがって、個人的に異性にアタックするという文化が、日本はDNAとして薄いのだと思います。
しかし、いまの時代は、「家を受け継ぐ」という時代ではないですし、「まわりが世話焼き」する時代でもありません。
また、異性に一方的にアタックすれば、セクハラや職場で先輩ならパワハラ、あるいは、ストーカー扱いされるのがオチなので、怖くて誘えません。
また、情報社会なので、お互いが好みに対してわがままになっているので、相手の価値観や趣味嗜好、経済力などの許容範囲も狭まっています。
つまり、異性と付き合うのは「面倒」で、「家を守りたい」、「親に孫の顔を見せたい」、「結婚していないと社会から認められない」といった結婚に対するモチベーションが強くなければ、未婚者の割合は、今後も増加していくでしょうね。
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