私は、PC用のメールアドレスとして、ヤフーやグーグルのアドレス、インターネットプロバイダーのアドレス、レンタルサーバーのアドレスなどいくつか設定しています。

会社のHPの連絡先に設定していたメールアドレスは、以前は「全世界公開」だったので、メールアドレスが収集され、今でもたくさんの迷惑メールが送られてきます。

迷惑メールの中で多いのは、投資詐欺やお金配り系詐欺、アカウント停止詐欺です。

 

投資詐欺は、タイトルが「未公開株○○」といかにもインチキくさいので開封せずにゴミ箱へ。

お金配り系詐欺は、メールの書き出しが「あなた宛に○○円が送られました」で始まるので、これも貼付URLなどをクリックすることなく削除。

アカウント停止詐欺は、数年前に、Amazonと三井住友VISAで、誤ってカード情報を入力してしまったことがあり、その経験から、こちらもメールを受信した時点で全て削除です。

 

いわゆる「ロマンス詐欺」は、メールアドレスからのお誘いは殆どありません。

「ロマンス詐欺」とは、ネット上で詐欺師がターゲットとした相手に恋愛感情を抱かせ、最終的に金銭を奪い取る手口ですが、アプローチの仕方は、基本的にSNSです。

現在、70代後半の大学時代の恩師に会ったときにお聞きしたら、「最近の暇つぶしのひとつは、ロマンス詐欺に途中まで付き合うこと」だそうです。

「先生、危ないですよ。お金は払わなくても、アカウントが乗っ取られたり、個人情報が推測され結果的に漏れたら、面倒ですよ」とその時は、話しました。しかし、先日、私も数日間、アプローチしてきた女性のアカウント(詐欺師は男性かもしれませんが)とやり取りしてみました。

 

最初は、SNSを通じてフォロー申請、フォローOK後に、メッセージが来て、メッセージが3往復したぐらいで、LINEを聞いてきて、LINEでメッセージが何度か続きます。

しかし、名前は日本人なのに、日本語の文章がイマイチおかしい。きっと翻訳ソフトが直訳なのでしょう。

カマを掛けて、「どちらの国のご出身ですか」とお聞きすると、「日本人だが、シンガポールで日本人の父とシンガポール人の母の間に生まれたハーフで、シンガポールの大学を出て、現在は、○○銀行の投資部門にいる(※○○銀行は実在する日本の大手金融機関)との説明。

「日本語が上手くない理由を混ぜた、微妙な返答だなぁ」と思いつつ、その後、何回目かのメッセージで、「株投資」の話題になってきたので、メッセージのやり取りを終了しました。

すると、「おはようございます」とか「お仕事お疲れ様です」といった女性の声のメッセージボイスが何度か来て、誘惑してくるのですが、「ロマンス詐欺の調査終了」なので、LINEアカウントを消去して完全に本件は終結です。

 

セキュリティソフトのノートンによれば、

「ロマンス詐欺のターゲットになりやすいSNS・プロフィール」の例として、

・家族やパートナーの写真がない

 →独身かもしれない人を探している詐欺師の目に留まりやすい

・ペットの写真がある

 →愛犬家を装いペットの話題で近づく

・車・家・高級品の写真がある

 →経済的余裕がある写真は詐欺師の目に留まりやすい

などが挙げられるそうです。

 

また、

「ロマンス詐欺の可能性があるプロフィールや連絡の特徴」

として、

・プロフィール写真がお金持ちっぽい、職業をにおわせる、モデルっぽい

・全寮制の学校や留学しているなどの理由で、近くにはいないが子どもがいる

・離婚している、またはパートナー、子、親が亡くなっていると発言する

・海外で仕事をしているためなかなか会えない

・知り合ってすぐに愛情表現をする

・SNSやマッチングアプリ外に早い段階で誘導する

・ビデオ通話を過剰に嫌がる。通話した場合もビデオが短時間のみオンで動きにラグがある

・他の人に自分たちの関係を話さないように言ってくる

・仕事、車、家などに質問してくる

・高価な贈り物をしようとする

・現金を下ろせない状況にあるなど、金銭に関する問題が発生する

・お金を要求するときも支払方法を要求してくる

などが挙げられるそうです。

 

「いい話が都合良くあるわけない」と思っているので、こうした一連の「詐欺師」たちには、だまされないつもりですが、「○○さんの知り合いです」などと言われれば、一度は応対してしまうでしょう。

詐欺師の手口は、どんどん巧妙になっていくので、だまされないよう、継続的に情報収集して対処したいと思います。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ796号より)
 

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