多くの人が知っている話ですが、中国共産党の習近平氏は、
「2049年には世界を支配する」
と宣言しています。
つまり、「日本を中国の属国にする」のです。
その戦略として用いている方法が、「サイレントインベージョン」です。
「サイレントインベージョン」とは、
・武力を行使する侵略行為は行わない
・献金などを通じて、国の実力者を言いなりにする
・兵器以外のあらゆる手段で、他国を侵略する
という方法です。
実際、オーストラリアには、2010年頃から、中国は、多くの工作員を送り込み、
・オーストラリアの多くの企業を乗っ取っている
・土地や資源、人材を買収している
・大学や研究機関に研究員や留学生を潜入させて技術を盗用している
・政府要人を中国側に引き入れている
といった手法で、「オーストラリア属国化」政策を水面下で進めているそうです。
現在、中国は、「一帯一路」計画をどんどん進めています。
「一帯一路」とは、「シルクロード経済ベルト」(一帯)とインド洋経由の海路「21世紀海上シルクロード」(一路)のことで、鉄道や港湾などインフラの整備を進める計画です。
つまり、発展途上国は、中国の協力で自国の経済発展が成長することを期待しているわけですが、こうして中国の覇権がじわじわと広がっているのです。
まだ、日本は、「G7(先進7ヶ国)」にいるので、現代の日本人の多くは「そんなまさか」と思っているかもしれません。
しかし、日本各地の土地が中国人に買いあさられ、水資源や観光資源に中国資本が入り続けている今、「日本を取り戻そう」と本気で、政策的に法律や規制、制度を変えて防衛しなければ、私たちの孫世代が現役の時は、事実上、中国の傘下国となっているかもしれません。
話題はガラッと変りますが、組織論として、中国共産党に「スキ」があるとすれば、「カリスマ性のない人物がトップに立つこと」ではないかと私は思います。
ご存知のように、中国共産党は、全体主義の一党独裁政治です。
つまり、この体制を維持するためには、言論統制と国民の弾圧支配をしなければ、中国共産主義社会は維持できません。
このような組織の特徴として、
・常に上の人たちは、疑心暗鬼で下の人を見ている
・ちょっと意見を上の人に言うと組織を追い出す
という事が挙げられます。
国家レベルの話から、例え話が、中小企業の例になりますが、2022年4月23日に、海難事故を発生させた「有限会社知床遊覧船」は、2017年5月に、創業社長が現在の桂田精一社長に4000万円で事業譲渡したそうです。
事業場とした時点では、船長などスタッフは残っていましたが、結果的には、もともとのスタッフを全て解雇して、事故を起こした経験の浅い豊田徳幸船長などを新たに雇い、そして悲劇が発生しました。
要は、経営者は、
・現場に精通している人に意見されたくない
・意見されたくないから、スタッフを総取っ替えする
・意のままに動くスタッフのみで運営しようとする
という行動に出て、結果的に、最悪の結果に陥るわけです。
つまり、中国共産党も上しか見ていないヒラメ族のような組織構造になるリスクが常にあり、能力不足のトップが誕生するとしたら、その時に隙が生まれると思います。
しかし、それに期待するより、大局的な国家観を持ち、防衛、世界経済、教育、福祉などに精通したちゃんとした政治家や政党が日本に登場してきて欲しいものです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ801号より)
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