2022年5月15日に、沖縄県が、日本に復帰から50年を迎えました。

私自身のことで恐縮ですが、小学校に入学したのが、沖縄が返還された約2年後の1974年4月で、社会科の授業で沖縄返還について学んだのが、たぶん小学校5年生なので、1978年。

したがって、振り返ると、授業で習ったのが沖縄返還から6年後。

中年になった今では「たった6年前のこと」ですが、小学生だった当時としては、「沖縄がアメリカだった頃」は、遠い昔の世界でした。

 

その後、私は、鉄道旅行(今で言う乗り鉄)がきっかけで、中学生以降は、「旅好き」になり、加えて社会人となって、職種的に出張が多く、全国を訪問するようになりました。

しかし、沖縄県には、なかなか訪問する機会が無く、初訪問は、なんと34歳の8月で、47都道府県中、46番目でした。

つまり、今から20年前ですが、当時、沖縄のローカルニュースでは「今年は復帰っ子が30歳を迎える年」ということで、30歳を迎えた若者にインタビューする企画番組が多かった気がします。

 

沖縄初上陸(訪問)から、15年ほど、継続して沖縄で仕事があり、日本に復帰した当時のことを仕事で知り合った方にお聞きする機会が増えました。

例えば、

・昭和10年(1935年)前後生まれの方からは、沖縄地上戦の時の話

・大学進学で本土に行くと、家を借りるのに苦労した話

・1955年以降生まれの方からは、ドルから円に変わった話

・右側通行から左側通行に切り替わった日は交通事故が多かった話

・うちなーんちゅが、米国統治でピザやステーキが好きになった話

などです。

 

今年は、復帰50年で関連番組が多く企画されていますが、現代の、多くの20代のうちなーんちゅにとっては、「復帰から50年」は、「遠い昔の話」と化しているようです。

「第二次世界大戦」といえば、今月、戦争をテーマにした作品が多かった作家の早乙女勝元氏が90歳で亡くなりました。

私は、一度だけ、早乙女氏に会ったことがあります。

それは、小学生の時に、東京大空襲をテーマにした講演で私が通っていた小学校に来られたからです。

その講演をきっかけに、太平洋戦争について関心を持ち、当時は、歴史小説が好きになりました。

月並みですが、年月が経てば風化するのは仕方がないことですが、「歴史」を伝えていくことは年長者の役目なのかな、と思います。

 

話題は全く変わりますが、今年は、「日本に野球が伝えられて150年」という節目の年だそうです。

そこで、2022年5月13日に、ニューヨーク・メッツとシアトル・マリナーズ戦は、「ジャパニーズ・ヘリテージ・ナイト」と銘打たれ、試合前にはニューヨークに拠点を構える日本領事館の森美樹夫大使の始球式が予定されていたそうです。

しかし、メッツ先発マックス・シャーザー投手は、マウンド上で困惑する森大使には目もくれず、淡々と投球練習をしていて、結果的に、森大使は、女性の球団関係者に促されて、マウンドを降り、始球式は行われませんでした。

 

この拡散されている映像をTwitterで見ましたが、シャーザー投手だけでなく、メッツの内野手は、誰も森大使を気に留めるそぶりが無かったので、選手側にこの日の始球式は、伝達されていなかったように思います。

また、森大使も、球団関係者に促されたときは、恐縮した様子で、素直に指示に従っています。

おそらく、この時の状況が、いまにもプレイボールがかかる直前で、始球式をする状況じゃではない、と判断して、マウンドを森大使は降りたのでしょう。

 

この問題の原因は、大リーグ機構なのか、メッツなのか、わかりませんが、「プレイボール前のセレモニー」は、年間に何回もあると思うので、業務フローの問題点をしっかり検証し、改善して欲しいと思います。

 

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