2022年4月14日付の読売新聞が、
『コンビニでSサイズのコーヒーカップ買い、Mサイズ分を注いでいた男を逮捕「5回くらい盗んだ」』
という見出しの記事を報じていました。
記事によれば、(※一部筆者が編集)
◆コンビニ店で、糸島署は、13日に72歳の男性を窃盗容疑で現行犯逮捕した
◆容疑内容は、100円で購入したコーヒーのカップに150円分のコーヒーを注いだ
◆店員から受け取ったカップ(S)にセルフ式のコーヒーマシンからMサイズ分注いだ
◆コンビニ店から糸島署に、同様の行為を繰り返している男がいるとの相談があった
◆張り込みして警戒中の署員がこの男性を取り押さえた
◆男性は、「5回くらい盗んだ」と話している
ということです。
他の報道では、
・男性は、常連客(毎朝5時半に来店)で店側から警戒されていた
・2021年12月に、店側から注意を受けていた
・その後、店は注意の貼り紙した
・しかし、男性は違反を繰り返した
ということので、完全な確信犯です。
冷静に考えれば、
・防犯カメラがある→警察に相談されたら、言い訳できない
・同じ店で繰り返さない→同じ店で繰り返せば目を付けられる
のですから、男性には「罪の意識が希薄」だったのでしょう。
店が何度注意しても直らない→警察に相談する→現行犯逮捕される・・・という今回の経緯は、店側にとって常識的な対応だったと思います。
ただ、警察の今後の取り調べによる反省度合いによって、起訴はされない事案かもしれません。
こうしたコンビニや飲食店における「軽犯罪」ですが、私自身も、懺悔を込めて白状すれば、以前は「ゼロ」とは言えませんでした。
具体的には、
・店員に無断でコンセントを使用する
・紙おしぼりや爪楊枝を必要量以上に持ち帰る
です。
しかし、今の時代、防犯カメラがあるし、道徳的な観点から、反省しました。
意図せずに「やってしまった」ことは、
・食べ放題のお店に行って、別料金のデザートを、意図せず食べてしまった
・軽減税率が導入された初期、テイクアウト用で購入した飲料をイートインで飲んだ
といったことがありました。
それにしても、今回の逮捕と報道は、世間に対する注意喚起(みせしめ的)という点では、影響が大きいと思います。
今回の件は常習性があるので、明らかに男性に非がありますが、コンビニ側(機械メーカー)も、客の意図しないミスを防ぐ観点で、セルフマシーンの配置場所や店員の監視システム、あるいは、センサーでカップサイズに応じた量のみが注がれるマシーンの開発といった改善も必要ではないかと思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ798号より)
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