2022年の秋に、沖縄県知事選が予定されています。
おそらく、現職の玉城デニー知事が2期目を目指すと思われますが、対抗馬として、沖縄県出身の著名人の名前を挙げる電話世論調査が、自民党が頻繁に実施しているとの報道がありました。
調査では、ミス・ユニバース2006世界大会で総合第2位になったタレントの知花くららさん、東京五輪の男子空手形で金メダルを獲得した喜友名諒選手などの名前が上がっているそうです。
電話世論調査の詳細は、わかりませんが、なんだか、人気投票のようで、つまり、政策論争での最適な対抗馬選びではなく、これでいいんだろうか?という気がします。
玉城知事の対抗馬候補を水面下で探している自民党沖縄県連には、この電話世論調査に関する相談はなかったそうです。
勝手な推測ですが、「基地問題など国の政策に反対する玉城知事に勝てる候補なら誰でもいいから探せ!」と官邸から自民党本部に指示が出ているのではないかと思います。
沖縄県は、第二次世界大戦以降の歴史的にも、これまでの国政選挙や知事選を振り返ってみても、「他の地域の選挙とは違う特殊性」があって、「沖縄県出身」、「クリーンなイメージの著名人」であっても、選挙に勝てる保証は、かなり低いです。
その証拠に、現在、元SPEEDの今井絵理子参議院議員は、比例区で、沖縄選挙区への鞍替えが打診されているそうですが、今井議員は、難色を示しているそうです。
つまり、「沖縄では、有名人だからといって当選させてくれるわけではない」ということを本人が一番自覚しているのでしょう。
話題は変りますが、現職知事の玉城デニー氏は、県立前原高校を卒業し、上智社会福祉専門学校に進学し、卒業後は、福祉関係の職員や音響関係企業の会社員を経験し、30歳の時にタレントに転身した経歴です。
玉城氏の出身校でもある「上智社会福祉専門学校」が、2022年3月22日に閉校式を執り行いました。
上智社会福祉専門学校は、1964年の開校し、合計6824人の卒業生を輩出したそうです。
58年間の歴史に幕を下ろしたわけですが、最後の卒業生は、31人だったそうです。
上智社会福祉専門学校は、社会福祉主事、保育士養成コースを設置して開校し、1990年代以降は、介護福祉士や社会福祉士の養成コースを設けたそうですが、近年は、入学志願者数の低迷が続いていたそうです。
上智大学の単位には、上智社会福祉専門学校の科目が取得単位として加算される授業もあったそうですし、専門学校の成績優秀者を対象とした「上智大学総合人間科学部社会福祉学科」への推薦編入学制度もあるので、入学志願者が減少していたという現実に、驚きました。
志願者数減少の理由として、上智社会福祉専門学校が「夜間課程であること」や国家資格を取得して現場で活躍したいと考えて社会福祉士や介護士、保育士養成コースに入学してくる学生には、「編入推薦制度」は、魅力的ではなかったということがあるのかもしれません。
近年、専門学校は「専門職大学」として大学化を目指すケースも多いですが、上智大学は、少子化を見据えて「現実経営」を選んだでしょう。
それにしても、自分の出身校がなくなるのは淋しいです。
自分の母校(特に高校と大学)には、戦略的に頑張ってほしいものです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ797号より)
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