2022年4月10日の千葉ロッテマリーンズVSオリックスバファローズ戦で、千葉ロッテの佐々木朗希投手(20歳、背番号17)が28年ぶりに完全試合(スコアは6-0)を達成しました。
備忘録的に、佐々木投手の「快投」をデータ的に振り返っておきます。
◆投球回・投球数 9回(27人)105球
◆奪三振 19個(うち15個がスプリット)※プロ野球タイ記録
◆内訳 内野フライ1、内野ゴロ5、外野フライ2、三振19
◆連続奪三振 13個 ※日本新記録(従来の記録は9個)
◆プロ初完投初完封が完全試合(プロ14試合目)
◆完全試合最年少記録 20歳5カ月(※島田源太郎投手の20歳11カ月)
◆3試合連続2ケタ奪三振(10、13、19)
◆公式戦34イニング連続無失点(継続中)(21.10.14~22.04.10(5試合))
◆同一シーズン23イニング連続無失点(継続中)※日本記録はサファテ投手の43回
ちなみに、28年前のジャイアンツ槙原寛己投手(背番号17)が達成した完全試合(対広島戦)は、
◆スコア 6-0
◆投球数 102球
◆奪三振 7個
なので、スコア、球数(ほぼ)、背番号が佐々木投手と共通項です。
過去にプロ野球で完全試合を達成した投手は、佐々木投手を含めて16人ですが、「打たせてアウトを取る」タイプ(いわゆる球数が少ない省エネ投法)がほとんどですが、佐々木投手は、奪三振が19と多い割に球数が少ないのが特徴です。
18歳5ヶ月(完全試合の捕手最年少)の松川虎生捕手が見せ球や遊び球をほとんど要求しなかったことも、球数が少なかった要因のようです。
なお、槙原投手が完全試合を達成したのは1994年5月18日で、その前が阪急ブレーブス(現オリックス)の今井雄太郎投手(対ロッテ戦5-0)で1978年8月31日、さらにその前が、ロッテオリオンズの八木沢荘六投手(対太平洋(現ソフトバンク)戦1-0)で1973年10月10日です。
私は、年齢的に、リアルタイムで記憶があるのは、今井雄太郎投手以降です。
今井投手から44年、槙原投手から28年。
どちらも、私の中では、鮮明な記憶ですが(※今井投手の時は、夏休み最後の日、槙原投手の時は会社で残業しながら上司とみていました)、50歳以下の野球関係者にとっては、槙原投手の完全試合の記憶しかないでしょうし、近年の名捕手(例:古田敦也氏、谷繁元信氏、城島健司氏)も完全試合は経験していません。
佐々木投手の実力が突出していることは確かですが、佐々木投手、松川捕手は、実力以外のものも「もっている」と感じた試合でした。
私が生きているうちに、もう一度、プロ野球の完全試合達成の瞬間を見てみたいな(無理かな)、と思います。
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