俳優の黒沢年雄さん(78歳)が、2022年4月4日付けのブログで、

「年金なし…芸能人?!」

と題した記事をアップしていました。

https://ameblo.jp/kurosawa-toshio/entry-12735562539.html

 

記事では、

◆芸能人の90%は厚生年金に入っていない

◆僕は17歳から40年近く厚生年金の最高額を納めた

◆60歳から頂戴しているが、本当に有難い

◆年金の有り難さを、高齢者になって初めて実感している

と綴っていました。

 

ちなみに、厚生年金の最高支払額(2021年度時点)は、年収ベースで1230万円以上(標準報酬月額の最高額:65万円、標準賞与額の最高額:150万円)になるそうです。

また、この最高支払額を40年間納めると、60歳からの年金支給額は、基礎年金と合わせて約453万1230円になります。(月間換算で、約37万8千円)

 

平均的なサラリーマンは、年金を支払う40年間の平均年収は、500万円程度でしょう。

平均年収500万円として、厚生年金に40年間加入した場合は、厚生年金(110万円)と基礎年金(78万900円)を合わせて188万900円となります。

月間に換算すると、約15万7千円。

つまり、平均的なサラリーマンの年金は、月額16万円弱に対し、黒澤さんは月額38万円弱。

大御所俳優の黒澤さんでも、年齢を重ねて、仕事のオファーは減少しているでしょうから、「年金はありがたい」と実感しているのでしょう。

 

それにしても、この黒澤さんのブログで驚いたのは、個人事業主(つまり、国民年金)が多いように感じる「俳優業」ですが、黒澤さんは、「厚生年金」に加入していたということです。

調べてみると黒澤さんは、個人事務所「株式会社プロダクション・クロ」を経営しているので、提携プロダクション(現在は、株式会社夢グループ)から業務委託で仕事の発注を「株式会社プロダクション・クロ」が受注し、役員報酬(給与)として収入を得て、厚生年金に加盟していたのでしょう。

 

俳優業(しかも往年の大スター)は、派手なイメージがありますが、黒澤さんの堅実な将来設計に感心した次第です。
 

 

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