2022年2月23日付の読売新聞が、
「献体解剖後の遺骨を6年放置、兵庫医科大を提訴…遺族「思いが踏みにじられ悔しい」」
という見出しの記事を報じていました。
記事によれば、
◆解剖学の実習用に提供した遺体の遺骨を放置され、損害賠償を求め遺族が提訴した
◆提訴されたのは、兵庫医科大で、請求された損害賠償は、1100万円
◆遺族の父親は2014年2月に82歳で亡くなり、生前の希望で献体された
◆遺体は2015年1月に実習に使われ、4月に火葬された
◆大学側は遺骨を返還せず、2021年10月に問い合わせを受けるまで放置していた
◆遺族は、「遺骨が父かどうか分からない」として受け取りを拒否
◆遺族は、記者会見で「大学の役に立ちたいとの父の思いが踏みにじられ悔しい」と話した
◆兵庫医科大学では献体を受けた別の2人の遺骨も放置されていた
◆兵庫医科大学は「深くおわびし、再発防止に取り組む」とのコメントを出した
とのことです。
記者会見の映像を見ましたが、遺族が主張するように、兵庫医科大学では、「無料で使える人体がある」ぐらいの感覚で、故人の生前の意志で提供された遺体に対する尊厳が、正直なところ、なかったのでしょう。
あくまでも、イメージですが、医学の発展に寄与してくれる善意の市民(遺体)に対する教育を徹底しない限り、ロクな医師が育つとは思えない教育環境です。
こういうのは、指導者(教師)が、献体に対する深い感謝の意を示さない限り、学生は「献体とはそんなものだ」としか、認識しないでしょう。
「提供された献体」について、解剖実験が終われば、火葬して、遺族に遺骨を、責任を持って返還する、というのは、「常識論」だと思いますが、この事例以外にも同様の「放置された遺骨」があったようですし、兵庫医科大学は、根本的に「献体に対する教育」と「提供された献体を返還する仕組み」が欠如していたのでしょう。
月並みですが、しっかりと原因を追求し、「徹底した再発防止」を実施してもらいたいものです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ791号より)
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