2022年2月27日付けのデイリー新潮が、

「松本人志、川島明、博多華丸……MCのコロナ感染に頭を抱える番組スタッフの本音」

という見出しの記事を報じていました。

 

記事によれば、

◆オミクロン株の影響でタレントのコロナ感染が急増している

◆川島明、千鳥・ノブ、博多華丸、田村淳、東野幸治、松本人志が、コロナ陽性を発表した

◆まるでテレビスタジオにコロナが蔓延しているかのようである

◆番組スタッフは、専門家の指導の下、収録しているが、今やそれも通用しなくなった

◆スタジオのような窓のない密室は、飛沫感染の危険は世間よりも高い

◆制作現場では、通常、以下を実施している

・局に入る前とスタジオに入る前に全員が検温と消毒

・本番直前までマスクは外さず、スタジオのドアを開けて換気

・出演者間はアクリル板で仕切り、ソーシャルディスタンスを取る

・番組スタッフはマスクやフェイスシールド、スタジオに入るスタッフの人数制限

・番組によっては、収録前までにPCR検査を義務付けている

◆MCの陽性続出で、代役MCが注目されるようになった

◆MCが夏休みを取る場合はまとめ撮りをしており、かつてはMCの代役という発想はなかった

◆今回のコロナでは、代役MCがむしろ注目され、番組が成立することが証明された

・・・

ということです。

 

つまり、この記事では、

・テレビ局は、専門家の指導の下、感染対策をしている

・テレビ局は、これまで、MCの代役を言う発想はなかった

・代役MCでも番組が成立することがわかった

ということが取材でわかったという記事です。

 

この記事に対して、ヤフーニュースで「ヤフコメ」をチェックすると、大別すると、

1)コロナの危険性を報道するテレビ局が、感染対策ができていないのはおかしい

2)スタジオはマスク着用のMCのみにするなど、番組作りの工夫が必要

3)マスク無しとして良い状態をそろそろ定義すべきではないか

といった意見が多いようです。

 

ただ、ヤフコメとそれに対する返信コメント、「そう思う」、「そう思わない」のクリック数などを見ているとこの記事に対する世間の反応は、1)、2)が多いようで、3)のようなコメントに対しては「そう思わない」のボタンがクリックされてしまうようです。

 

私見ですが、まだ、新型コロナウイルスの変異状況がわかりませんが、大きな傾向としては、コロナ禍初期より弱毒化しているようなので、そろそろ「出口対策」を社会として考えるべきでは、と思います。

 

最近の報道では、今回、新型コロナの感染によって出演を控えていたMC達は、「喉が少し痛かった」、「7℃後半の熱が少し出た」程度の症状で回復しています。

つまり、テレビ局は、厳重な体制で検査をしてるから、感染が早期にわかるわけで、一般人なら、「ちょっと喉がいがらっぽいな」で、「終了」でしょう。

 

また、インフルエンザや従来の風邪と比較するのは適当ではないのかもしれませんが、コロナ禍以前は、職場でインフルエンザ患者が発生しても、いわゆる濃厚接触者までは、体調が悪くない限り、休むことはありません。

 

日本人は清潔好きな国民と言われています。

現在のコロナ禍が終息しても、「感染対策」や「風邪に対する考え方」の「価値判断」は、人によって大きく異なるようになるでしょう。

どこかで折り合いを付けて社会はまわるわけですが、「ウイルス」に対して神経質になると、極論「できるだけ仕事は、人と接触せずに、テレワークで仕事しましょう」という価値観になり、「大人数が集まる会議」や「職場の飲み会」といったビジネス習慣は、激減していく気がします。

さて、コロナ禍後の日本社会は、どうなるのか??

注目していきたいと思います。
 

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