2022年2月10日付けのスポーツ報知が、
「テレビ朝日・亀山慶二社長が辞任 会食・ゴルフなど経費の私的使用」
という見出しの記事を報じていました。
記事によれば、
◆テレビ朝日は、亀山慶二社長の辞任申し出の受理と早河会長の社長兼任を発表した
◆2021年8月以降、スポーツ局で発生した不祥事を調査した結果、問題が発覚した
◆業務監査・検証委員会によれば、意思の疎通欠如や経費の指摘流用が発覚した
◆亀山社長は、経費で国内各地に出張していたが、業務関連がない会食等があった
◆スポーツ局統括の立場にあったが、局長を、役職者を招集した報告会に参加させなかった
◆社長として不適切で業務遂行に支障をきたすおそれのある行為が確認された
◆局長との意思疎通欠如は、局内の指揮命令系統の混乱を招き、職場環境を悪化させた
◆これらは、続発したスポーツ局内での不祥事の遠因となった
・・・
ということだそうです。
この報道に関する他のメディアの記事も確認しましたが、今回の亀山社長辞任劇は、要するに、
・テレビ朝日スポーツ局の不祥事が連続して発生した
・業務監査・検証委員会が、不祥事の原因調査を実施した
・原因を調査する過程で、亀山社長の善管注意義務に多くの問題が発覚した
・亀山社長は、この調査結果に対して辞任を申し出て、取締役会で承認された
ということでしょう。
あくまでも、報道されている情報からの想像ですが、
・亀山社長とスポーツ局長はそりが合わず、会合に呼ばれていなかった
・スポーツイベントや営業活動と称した会食やゴルフに参加し、経費として処理した
・これまでにもこれらの経費は、役員としての通常経費として処理されていた
・ひとつひとつは小さな出来事だが、社長にあるまじき行為が数多く報告された
のではないかと思います。
経費として処理した「私的な費用」が総額でどの程度あったのかわかりませんが、他の報道だと、数百万程度なので、テレビ局の景気が良かった時代なら、経費で処理されていたのかもしれませんが、スポーツ局内での不祥事発覚とその調査で、厳密に調査され、「アウト」と業務監査・検証委員会から判断されたわけです。
客観的には、「ガバナンス機能が働いている」と言うことになりますが、仮に、スポーツ統括担当役員が、早河会長で、今回の亀山社長と同等レベルの行為が早河洋会長にあった場合、「自ら辞任を申し出る」あるいは「検証委員会から辞任勧告する」といったことに至ったのか、気になるところです。
テレビ朝日の不祥事の続発の原因は「亀山社長だった」ということに矮小化しないで、しっかりと再発防止をしてもらいたいものです。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ789号より)
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