各都道府県で1日の新型コロナの感染者数が過去最多を記録しているようです。
オミクロン株による症状は、WHO(世界保健機関)の責任者が、「鼻やのど、いわゆる上気道の炎症を引き起こしやすいものの、ほかの変異ウイルスと比べて肺まで達して重症化するリスクは低い」という見解を示しています。
しかし、多くの都道府県では、「医療ひっ迫」を理由とした、「まん延防止等重点措置の国への要請」をするようです。
新型コロナが、まだ「未知のウイルス」で、重症化リスクが高かった2020年初頭ならともかく、「三密回避」、「人流抑制」という対策の効果が「実は限定的だった」という事実がデータとして判明してきた今になっても、「飲食店の時短営業」という方向に政治判断をする首長は、「同調圧力に屈した」、「安易に無難な政治判断をした」としか言えない気がします。
そんな中で、新たな感染者数が344人(2022年1月19日)となった奈良県の荒井正吾知事は、「医療がひっ迫されるから飲食店を時短するというロジックが私はよくわからない」と「まん延防止措置の要請」について 否定的な考えを示したそうで、「ようやくまともな思考の知事が出てきた、あっぱれ」と私は思いました。
荒井知事は、東大法学部卒、運輸省キャリア官僚、海上保安庁長官、参議院議員(1期)、奈良県知事(4期目)という華々しい経歴の方で、年齢も今年で77歳になられた世間的には「そろそろ引退して楽隠居生活をされたら」、「発想が古くて老害」といわれる世代です。
しかし、「古いスキームで国も多くの知事も動いている」と柔軟な発想をされる方で、奈良県民は、幸せだと思います。
話は逸れますが、コロナ禍明けも、「人が集まっての飲み会など外食習慣」は、傾向として下がっていくと私は思います。
その理由として、
・最近の若者は、アルコールが苦手な人が多い
・最近の若者は、喫煙者が減った
・セクハラ、パワハラ、アルハラなどで、上司が部下を食事に誘いにくくなった
・食の嗜好が多様化し、他人に合わせて食事をするのが苦手な人が増えた
・・・
などです。
一昔前なら、飲み会で、「乾杯するから、とりあえずビールで」と幹事が一斉注文しても、アルコールが苦手な人も、「まぁ、乾杯だけだから空気を読んで、ガマンするか」というのが常識でした。
しかし、いまや、「居酒屋の店員もびっくり」の「みんながバラバラの飲み物を注文する時代」です。
また、私は、たまたま「食の好き嫌いがほぼない」し「アレルギー体質」でもないので、誰かに食事に誘われても、全く恐怖を感じません。
けれども、食べ物に苦手分野が多い人は、自分の食癖を知らない人との大人数の食事は、かなり苦痛だそうです。
したがって、コロナ禍で「大人数の食事会」がなくなったことを、「感染対策」とは別の意味で歓迎する人も、実はかなり多いようです。
2021年10月の緊急事態宣言明けから、飲食店需要が復活したという報道をよく耳にしますが、私の予想は、「大人数の会食は、人との会食を懐かしさから、需要が一時的に戻るが、傾向としては、職場の飲み会などを始めとして社会習慣から減少していく」と思います。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ786号より)
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