日本では、年間に500万〜800万トンもの「フードロス」が発生しているそうです。

フードロス削減の取組みとして、代表的なものは、『3分の1ルールの撤廃』です。

 

まず「3分の1ルール」ですが、これは、「食品メーカーと小売店の間に存在している商習慣」です。

「賞味期限」は、各食品メーカーが「最大日持ち期間(食味や見た目の官能試験及び微生物、理化学検査で問題のない最大の期間)に安全係数(通常は0.8)を掛けた期間となります。

「3分の1ルール」は、「賞味期限が残り3分の1となる前に、卸業者が小売店に納品しなければならない」というルールです。

また、「小売店」では、「賞味期限が残り3分の1を切ったら店頭から撤去」します。

 

つまり、賞味期限が3ヶ月の商品だとして、仮に製造日が「1月1日」だとしたら、卸業者は、2月1日までに小売店に納品しなければなりません。

また、小売店は、3月1日を過ぎたら店頭から撤去するのです。

 

小売店の店頭から撤去された商品は、ディスカウントストアなどに引き取られるか、引き取り手がいない場合は「廃棄」となるので、フードロスが生じるのです。

 

フードロス対策として、次に代表的なものは、『賞味期限表示の大括り化』です。

これは、「賞味期限が3か月以上の商品」については、「年月表示ができる」仕組みです。

 

この背景には、「小売店には前回までに納入された商品よりも賞味期限が古い同一商品は納入できないという商慣習」があるためです。

例えば、1月20日が賞味期限の商品を納入したら、それ以降は、1月19日以前の同一商品は納品できないのです。

この背景は、小売店の店頭で陳列する際に「先入れ先出しを守るため」に決められた商慣習です。

しかし、この商慣習のため、引き取り手がなく、結果的に廃棄される食品が発生するためフードロスの要因のひとつとなるのです。

 

ちなみに、年月表示にすると、年月日表示よりも賞味期限が短くなります。

たとえば、賞味期限が3ヶ月の商品で、12月30日に製造したとすると3月30日が期限です。

しかし、年月表示にすると、賞味期限の超過を避けるため、12月30日製造の商品の賞味期限表示は、「2月(末)」までとなるので、年月日表示より30日短くなるのです。

 

話題は少し逸れますが、コンビニエンスストアでは、「てまえどりにご協力下さい」という案内を見かけるようになりました。

多くの日本人の感覚として「できるだけ消費期限が長い商品を購入したい」という心理が働き、後ろの商品を選択してしまうので、廃棄商品が発生しやすくなってしまうのです。

 

私は、出張先のコンビニで「おにぎり」を購入するケースが多いですが、即食べてしまうときは、「てまえどり」に協力します。

しかし、夜に「翌日の朝飯用」や「訪問先での昼飯用」として購入する際は、申し訳ないですが、「後ろから」取っています。

「てまえどり」すると、「翌日の朝飯」としても、「おにぎりのごはん粒がバラバラになりかけていて、ごはんに弾力性がない」状態で、正直、「食べるに値しない商品」なのです。

 

自宅であれば、レンジで温めれば、ごはんの弾力性が戻りますが、冷蔵庫しかない出張先のホテルでは、消費期限が近い「てまえどり」は、難しいです。

私がコンビニで「うしろどり」しているときは「翌日の朝飯用か昼飯用に購入しているんだろうな」と想像していただき、許して下さい(汗)

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ785号より)

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